180日目のカミングアウト。

  • 2019.09.12 Thursday
  • 22:14

 

店づくりの物理的なところを言えば、オペレーションに直接関係する箇所、

 

例えばカウンター内の広さだの作業台までの距離だとかは細かい数字までを私のほうから提示もしましたが、

 

見た目のところ、ことデザインに関しては全くもって一切合切どころか、提示した数値さえ守っていただければ、あとはもう多少機能性を犠牲にしてもらっても構わないので好きなようにカッケーを優先していただくようデザイナーさんにはお願いしていました。

 

それでもなにか要望があれば、と問われた際に、私が唯一言ったのが、それは酒棚についてです。

 

どこのBarに行っても酒棚が「棚」である、と文字に起こすとおかしな日本語になりますが、

 

もっと他に酒の見せ方があってもよいのではないか?ただの棚で終わらない魅力的なバックバーがあってもいいじゃないか?と以前から不満に思っていた私は、さりとて自ら斬新なアイデアを思いつきようもないからこそ、そうリクエスト、というほどではないにしろ一考願えれば、と意見を置いておきました。

 

完成した店は、これが言わば身内の仕事なのであまり私が言うのも手前味噌にもなりかねませんが、そりゃやんごとなきハイブランド様とのっぴきならないお仕事もこなされているデザイナーさんが自社案件だからって好きに全力投球しただけあって見事にスタイリッシュな様子は、むしろ私が似つかわしくなくてジャマじゃない?という素晴らしい仕上がり、

 

だったのですが、

 

一つ、心配事を胸に、今日まで営業してまいりました。

 

そう、

 

件の酒棚です。

 

凡庸ならざる酒棚を作っていただけはしたものの、その手法とはミス・ユニバースよろしくひな壇に鎮座ましますボトルの一本一本にボトムから直接光を当て、各々をライトに見立ててそれ自体を輝かせる、という、

 

まぁ、常識的に考えては「タブー」とされる方法です。

 

 

 

酒に光を当てる。

 

ダメ、絶対。

 

最初にこの案を聞いた時は私も「それは・・・」と、

 

思ったのです、

 

が、

 

ちょっと待ってくださいよ?

 

本当にダメなのかな?と。

 

今の時代であればあるいは・・・。

 

ここチャレンジしどころじゃない?

 

ひょっとして。

 

と考え直すにあたりそもそも、

 

酒に光を当てることの何がいけないのかというと、これはもちろん劣化につながるからですが、

 

厳密を言えば酒を劣化させる要因は光そのものではなく、これにおのずと付随してくる照明器具からの「熱」と「紫外線」と「赤外線」。

 

つまり逆にこの三大要素を完全に排した「ただの光」だけを当てる分には理論上劣化の心配はないはず。

 

近頃はモノによってはそれらの問題をまるっと解決してくれる「LED」なんて便利な代物もございますし、

 

と、事はそう簡単な話でもなく、

 

確かにある種の「LED」を使用すれば「紫外線」と「赤外線」は発生しませんし、「熱」に関してもさほど心配はいらないとはいえ、ディスプレイ用にそれなりの数を並べれば「光」自体はそうでなくとも電力をエネルギーとする機械装置が密閉空間にひしめき合うからにはご立派な熱源と化して台座そのものが熱くなってしまうからさぁたいへん。

 

その問題さえクリアしていただけるのであれば、と言うは易しですが、

 

結局デザイナーさんと職人さんがご苦労なさって見た目のスタイリッシュさからは想像できないぐらいけっこうな手間と労力がかかって裏側は大変なことになっている現在のバックバーが完成したのです、

 

が、

 

それでも私は心配でした。

 

ずっと。

 

イケるんじゃないスか?

 

とか言っときながら。

 

いやだって非凡なものをとか言っちゃった手前もあるけれど、そりゃ確かに大丈夫とは言ったよ?不安材料さえ解消できれば大丈夫とは言ったけれども、それはあくまでも理論上は、って話で、んな実際ボトルに0距離から光を当て続けるなんてやったことないし、わっかんねーじゃん、なにしろ光なんだからさー、いや似非科学だオカルトなんざを言うつもりはないよ?けど未知の不可視光線の中に酒にだけ作用するなナニか?とか、波長が電磁波の光子が量子で謎のインクレディブルパワーがどうとか?わっかんないじゃん?

 

てなわけで、

 

実際に営業が始まってからこっち、よもやおかしなことにならないだろうな?まさかヘンなことが起きないだろな?と、そこそこ割に気が気でない日々を過ごしてまいりました。

 

結論から申し上げましょう。

 

大丈夫です。

 

変化はございません。

 

開業と同時に同一個体から取り分けたサンプルを一方は暗所にて保管しつつ比較を試みるなどの臨床試験も、半年が経過した今現在においては心配していたような変化は見受けられません。

 

いざとなったら改装もやむなしとか大ごとにもなりかねない案件だっただけにあぁ良かった。

 

当然のことながら温度に湿度、品によっては酸化防止の管理までも万全を期しておりますゆえ当店では然るべき状態を保った健全なる酒を御楽しみ頂けること、


当店の酒棚の、そのライティングが何らボトルに影響が無いこと、


ここに宣言いたしませう。

 

まぁ酒に造詣が深い人ほど初見でとりあえず「えっ?!」となりがちな当店のバックバーですが、

 

考えもなく光を当てといて案の定劣化させといて、それを自覚もないまま提供してくるような「なんちゃって」とは違いますのでご安心を。


元よりモノが違うのです、


文字通り土台が、

 

って言える。

 

やっと。

 

ほっ。

 

とは言え「一年を過ぎた途端に・・・」なんてことが、それでも絶対に無い、とは言いきれないので引き続き観察は続くのでした。

 

それってもうただの検品なんじゃね?

 

まぁ、大事だから。

 

それも。

 

うん。

 

エクスプラス デフォリアル 「ゴジラ(2016)第4形態」

  • 2019.09.08 Sunday
  • 22:14

 

こんばんあぁ メビウスの輪から抜け出せなくて いくつもの罪を繰り返してしまう男、サヰキです。

 

後悔はしていない。

 

反省はするつもりがない。

 

そんなこんなでハイ、こちら。

 

 

エクスプラス デフォリアル 「ゴジラ(2016)第4形態」

 

 

2016年公開映画「シン・ゴジラ」に登場した「ゴジラ第4形態」をモデルに作製されたこのフィギュアは後に同メーカーの人気ラインナップとなり今も続く「デフォリアル・シリーズ」の第一弾として2017年に発売された当時の価格は¥5940、

 

が、

 

新機軸のフラッグシップとして気合が違ったのか?クオリティの高さには定評のある同シリーズの中にあっても著しく完成度が高いところに加え、なにしろ近年においてはご指名ナンバーワンの売れっ子「シン・ゴジラ」の商品ということもあり、

 

今現在、新品未開封品ならば¥40000以上、箱無しの中古でも¥20000前後で取引が成立する超プレミアム大人気アイテムとなっている。

 

この度、私は日頃より警戒の体制を緩めることなく監視活動を継続してきたあらゆるオークションサイトの内から、それでも比較的良心的であると現状を鑑みれば言わざるを得ない、いやしかしそれでもやはり高額ではあるのだがこの機を逃してはあるいはもう二度と入手の機会を得られないかもしれない絶好の出品と会敵しては考えるより先に、気が付いた時にはすでにポチってたんやで、せやかて工藤、しかたがないんやで。

 

今一度、

 

後悔はしていない。

 

反省はするつもりが無い。

 

しかし、

 

誰にというワケでもないが、とりあえずなんとなく謝っておきたい気持ちがあるのは何故だろう?

 

ごめんなさい。

 

んじゃ、見ていこう。

 

正面。

 

 

およそ二頭身にアレンジされてもしっかり「シン・ゴジラ」。

 

 

大きさは全高約130mm。

 

密な情報量で一見すると重そうですが素材はPVCなので髪の毛にからんでいても気付かずにうっかりそのままお出かけしてしまい「あの、頭にシン・ゴジラついてますよ?」「きゃ///」から素敵な恋が発展するかもしれない勢いでとても軽いです。

 

前回紹介した「ヘドラ」と、なんとなくのツーショットは、

 

 

なんかちょっと違ったね。

 

てかそもそものモデルのデザインだ形状の違いはあるにせよ、緻密さだクオリティの諸々がやっぱ一段階上をイッちゃってる感がヤバない?ゴジラさん。

 

 

ヨコから。

 

全長だと約140mm。

 

元よりさほど気になるレベルではないにせよ、真横から見ると腕・太もも・背ビレの付け根にある分割線が最も目立つため、この角度はある意味「鬼門」。

 

後ろから。

 

 

太ましいシッポがちょーかわいい。

 

そして上から。

 

 

頭頂部のえげつない作りこみ具合がよくわかります。

 

細かいところを見ていきませう。

 

まずは顔。

 

人形は顔が命。

 

 

はい、すごい。

 

もう、すごい。

 

よく考えると劇中では閉じきることがなかった口が、もはや食いしばっているかの勢いでしっかり閉じられているという何気に大胆なアレンジが施されているにも関わらず違和感が無いどころかえらくしっくりくるのもリアルで説得力のある、主に歯を中心とした口まわりの圧倒的造形クオリティによるものでしょう。

 

このへんは多少の個体差もあるのでしょうが、当該品には目立った塗装ミスも無く、その塗分けはほぼ完璧、

 

だったのですが、塗装と言えば次の箇所がちと問題でして・・・。

 

ココね。

 

 

首にある「元エラ」の部分は劇中でも印象的であったがゆえに目立つポイントでもあり、本来は赤みが強い箇所であるはずが、むしろ確固たる意志を持って執拗に塗りつぶしたかのごとく塗膜も厚めにガッツリ真っ黒。

 

おそらくは雛形モデルが使用されているのであろうオフィシャルの宣材写真を見る限りではやはりちゃんと赤いのですが、現物を使ってレビューされている一般購入者様の手元にあるそれは、やはり一つ残らずどれも黒くなっていたので製品版で変更された「仕様」などではなく現場レベルで生じてしまった「指示ミス」の可能性が高いのかな?と。

 

いずれにせよココだけは看過できなかった私は溝をなぞるようにしてリペイントし、比較的オリジナルの具合に近い感じで改修を試みてみたところ、思った以上に直線的な掘りが悪目立ちしてしまい、これはいかんと結局「IPA」を用いて表面の塗料をボカし、全体に成型色たる地の赤を浮き上がらせるという再現よりも雰囲気重視でなんとなくを理想の着地として手を加えてみた結果がこちら。


 

ま、よろしんじゃないかな?と。

 

お次は尻尾。

 

 

ここだけ見ると造形は後に発売された「凍結バージョン」のほうが気合も入りまくりなので、特に全体に施された「トゲ」の部分は簡略化されている気にもなりますがスケール感からするとむしろ丁度いいぐらいではないでしょうか。

 

先端部分に至ってはもはやデフォルメ感どこいった?なゴリゴリのグロ仕様が素敵。

 

背部。

 

 

背ビレや背筋等の表現は良いのですが側面からと同様、やはり分割線が目立ってしまう残念アングルにございます。

 

さらにこの角度からだと尻尾と首の下の分割線まで露わになってしまうのよねぇ。

 

ふむぅ。

 

で、手とか足とか胴とか、とにかく首から下のほう。

 

 

なにしろ二頭身なのでここら辺ギュってなってるからまとめて、ね。

 

いや、素晴らしい。

 

特徴的な皮膚感の再現は申し分なし。

 

形状はデフォルメしておきながら表現はよりリアルとする、まさに「デフォリアル」な仕上がりは初手から完成していたのですなぁ。

 

いや、素晴らしい。

 

最後に私的なベストアングルから。

 

正面に対しはやや右側、下から見上げるようにして見るべし見るべし。

 

 

見下されるぅー!

 

見下されているぅ―!

 

いやーん!

 

もっとー!

 

もっとちょーだーい!

 

はぁはぁ・・・。

 

てなワケで、ナンヤカンヤと申し上げてまいりましたが、イジワルを言えば確かに少々詰めが甘いかな?という部分が見受けられるにせよ、そもそもが大変満足のいく納得の仕上がりだからこそ、つい余計なとこまで欲しくなっちゃう贅沢なワガママ語りにございました。


素晴らしく素敵なフィギュアです。

 

お礼を言いたいレベル。

 

ありがとうございます。

 

なんかもう助かったよ。

 

ようわからんけど。

 

たぶんドコかでナニかが救われてるよ、コレは、もう。

 

あえて点数をつけるとすると、

 

そうですね、100点満点で、

 

少々贔屓目ではございますが、

 

「愛しています」

 

えぇ、

 

ですから満点を100としたらですよ?

 

まぁ、

 

「愛しています」

 

はい。

 

このマンガが(ある意味)すごい!

  • 2019.09.04 Wednesday
  • 23:22

 

Bar関連の漫画といえば「レモンハート」?「バーテンダー」?

 

いえいえ、今回は知る人ぞ知る(知ってる人に会ったことが無い)通好みの作品をご紹介いたしましょう。

 

 

「炎のバーテンダー」全四巻 漫画:モリ淳史 監修:梶 隆盛&FUJITA BAR(三巻より協力:梶 隆盛)

 

 

「概要」

 

本作品の執筆のために初めてBarの取材を開始した(表紙カバーの作者コメントに記載あり)程度のズブの素人が、しかし強気に「こんなものだ」と決めつけて進める話の内容は、とにかく強引にして支離滅裂。

 

酒に関するウンチクやBarの何たるかを学べる要素など皆無に等しい。(ただし最終エピソードの「大きな組織の絡んだコンクールの類なんざ大体が出来レースですさかい」に関する取材量と緻密さだけは妙にリアリティがあると同時に他作品では決して取り扱えないテーマゆえに色んな意味でスゲー)

 

どころか、それを置いても転がしようはありそうなヒューマンドラマの部分でさえ、ヤベークスリでもキメてるんじゃないか?という勢いで一人残らず情緒不安定な登場人物達のあまりにもエキセントリックな言動についていけずに理解不能。

 

こうまでワケがわからないとむしろ非があるのはこちらのほうなのではなかろうか?と自信喪失してみたり疑心暗鬼に陥ってみたりでとにかくまぁたいへん。

 

視覚的にもまた、登場人物のことごとくがまるで常人の半分ほどしか関節を有していないかのように描かれた、どこかしら不自然かつ不安定な画風によってますます不安が煽られる。

 

総じて、正面から真面目に組み合うと人の生業を茶化されているような気にもなり不愉快ではあるが、一周まわっておおらかな気持ちで眺めればツッコミどころ満載のネタ漫画として重宝する。

 

 

「ストーリー」

 

本作の特徴の一つとも呼べるのだが、最終的には打ち切り状態で幕を閉じたためじゃなくても途中で伏線をあまりにも散りばめ過ぎていたくせをして見事なまでに何一つ回収できていないので物語と呼べるほど一貫した筋道は存在しない。

 

せめて最初のエピソードのみ簡略化してご紹介。

 

 

しゃかりき頑張るバーテンダー見習の「石丸涼子」は友人の誘いで訪れた歌舞伎町のホストクラブで何やら場違いでやたら酒に詳しそうやら誠実そう、と思いきやとんだ二重人格のサイコパス野郎だった「城嶋炎」に出会う。

 

後日、涼子の職場「ホテル・ニューオオタキ」の最上階にあるバー「ルレーヴ」に欠員補充として支配人のツテでやってきたのはなんとその城嶋であった。

 

そして、入店初日、早速トラブルが・・・。

 

超騒がしい迷惑DQN三人組が来店し店内は混乱、他の客は帰ってしまう。

 

城嶋の実力を探るためか支配人は「このトラブルを見事解決できればポケットマネーで給料を倍にしてやるからなんとかしてみろ」とかすっとんきょーなことを言いだす。

 

城嶋は一旦退店し客のフリをしてDQN達にからむ。「お前たちは酒の味も飲み方も知らねぇ、本物を教えてやるから表に出ろ、んで50万円かけてワシと勝負しろ!」(←もうこのへんからバーテンダーとか一切関係ないけど気にしてたらいけない)

 

それまでの会話の内容から彼らがマグロの遠洋漁業から帰ってきたばかりの羽振りの良い鹿児島出身者であると見抜いた城嶋はホテルの中庭に誘い出し、そこで魔法のごとく用意した枕崎産のカツオの刺身とタタキを鹿児島ではメジャーなフンドーキン醤油で、またやはり鹿児島のプレミアム焼酎・森伊蔵の水割りを高級薩摩切子に注いで振る舞った。

 

DQN達はえらく感激するも突然「こいつ目分量でテキトーに水割りを作ってやがるぜ!」と妙な角度から激怒。

 

しかしDQNのボスだけは城嶋が目分量のはずなのに毎回寸分違わぬ正確な割合で水割りを作り続けていることを見抜き、逆に仲間達にブチ切れ。

 

やれやれオレたちの負けだぜ、みたいになってえらい大金を置いてDQN達は去っていく。

 

傍らで見守っていた涼子も「な、なんてスゴイハンドメジャー・・・」とガクブル。

 

ね?

 

ワケがわからないだろう?

 

大丈夫。

 

私もそうだから。

 

 

「登場人物」

 

城嶋 炎

 

本作の主人公、28歳。

 

誠実な優男と粗暴な無頼漢という二つの顔を併せ持つが切り替えのスイッチがポンコツで毎度タイミングが意味不明なため、ただの情緒不安定。

 

全てを見通し万事を知り得たようなしたり顔で過ごしているがいったい何が分かっているのかが分からない。

 

ともあれあらゆるトラブルを最終的には解決できなくとも収束させるだけの能力は主人公補正として持ち合わせているため、なんとなくデキル男な感じでいる。(決着の最終手段に用いるのはだいたい暴力だったりするが)

 

いわゆる「すごい過去」の持ち主であるかのような描写が多いものの何一つ明かされないまま物語が終了してしまったために全ては謎。

 

初登場時に歌舞伎町でホストをしていた経緯も謎だが、それ以前を描いた唯一の具体的なエピソードとなると、その四年ほど前にはバリ島のジンバラン地区にある小さなBarのカウンターに民族衣装を纏って立ち、グーパンで客の鼻をへし折っていたという。

 

いや、もうわかんないっスよ、オレだって。

 

バーテンダー、だそうです。

 

 

石丸涼子

 

本作でサンドバッグを演じる絶望的に色気がないバーテンダー見習いの21歳。


本来は朝ドラの頑張るヒロイン要素を兼ね備えた恋仲候補としてキャスティングされたはずが低空飛行どころか水面に浮上することすらないまま全方位から降り注ぐ一方的な災難に見舞われるだけの存在に終始してしまったので気がつけばただの被害者。

 

多少の憶測もあるが、恐ろしく貧乏な母子家庭に育ち、極度なツンに対してオマケ程度の不器用過ぎるデレしか持ち合わせていないネグレクト気質の不憫な母親に自分を認めてもらうため、という独創的にも程がある思考回路から生み出された残念すぎる動機に支えられてバーテンダーを目指しているらしいが発想から選択から何もかもが間違っていると思うの。

 

ちなみに静岡出身の彼女が初めて作ってみたオリジナル・カクテルの名前は「駿河ファンタジー」。

 

うん、がんばれ。

 

 

マリ

 

脱線した涼子の代わりに足りない女っ気を補うべく三巻から投入されたクールビューティー(という設定にしたい願望が滲み出ている)キャラであり、その登場巻では涼子ですら成しえなかった表紙を飾る大役を果たすもそれっきり登場することがなかったという遅すぎたテコ入れ要員。

 

城嶋とはただならぬ過去があるようだが、そろそろお察しの通り何一つ語られることなく作品が終了したため全ては謎。

 

銀座に自分の店を構えるも経営に困窮した挙句、輩とつるんで女性客を泥酔させては猥褻な写真を撮り、それをネットで売りさばいて生計を立てているという度し難いド畜生なのだが本作中においてはこんな人外であろうともバーテンダーなのだそうで。

 

最終的には自身もある意味被害者的なニュアンスを出しつつも反省しーの心を入れ替えーのでテヘペロして一件落着、めでたしめでたしお咎めなし。

 

おい、ウソだろ?

 

 

城嶋の父

 

博多でBarを営んでいる炎の父親だが親子の縁は切っているらしい。

 

現在、炎が勤めているホテルバー「ルレーヴ」で十年前に支配人をしていた過去があるが上司と衝突した挙句、相手の肋骨をへし折って退社した。

 

当時の部下(ルレーヴの現支配人)から古巣がリニューアルされるとの一報を受け、かつての職場を偵察すべくお忍びで上京する。(炎と再会することはなかった)

 

営業前に無理を言って入店し、猫をかぶってバーテンダーの様子をうかがい、ひとしきりのやり取りが終了したところで開幕したのは教育的ダメ出しの名を借りた空前絶後のクレーム劇場。

 

その量なんと回を跨いで二話にわたり実に33ページという常軌を逸した所業は、内容はともかく漫画史に残る事件である。

 

驚くべきはそのことごとくが単なるいちゃもんであり屁理屈じみた難癖の域であるにも関わらず常に自信に満ち溢れ、あまりにも理不尽かつ傲慢な物言いにはさすがの海原雄山も「やめてあげなよぉ、かわいそうだよぉ」と泣きを入れるレベル。

 

素直に非を認め(謝る必要はないのだが)許しを請う相手の言葉を遮ってまで執拗に説教を続け、もったいぶった挙句にようやく差し出してきた正解とやらでさえ、よもやまさかを上回る最高のガラクタであったにも関わらずそのドヤ顔には一点の曇りもないもはや無敵の厄災でありクレーマーの王。

 

むしろ、なんか、逆に、

 

人の身では抗う術もない絶対的存在という意味においては彼こそが「お客様は神様」ならぬ「お客様で神様」なのかもしれない、

 

もう。

 

ちなみに上京の前日に自らが営業する博多の店では「明日は早いからさっさと帰れ」と客を追い返している。

 

 

「カクテル」

 

バーニング・トレジャー

 

最終話の最後に取ってつけたように登場してきた「炎」をイメージしたというオリジナル・カクテル。

 

なのだが、そのレシピは、

 

.▲廛螢灰奪函Ε屮薀鵐如&カルヴァドス&オレンジ・ジュースをシェイクして氷を入れたシャンパン・グラスに注ぐ。

 

▲屮襦次Εュラソーを静かに沈める。

 

最後にあらかじめ(←おい)ミキシング・グラスでステアしておいたカルヴァドスとグレナデン・シロップをフロート(浮かべる)する。

 

ってさ、

 

無理じゃね?

 

っていう。

 

何と混ぜようと比率がどうあろうとグレナデンをフロートってなに?

 

あれか?

 

あの漫画みたいにエスプーマとかか?

 

いや、ミキシング〜って言ってるもんなぁ。

 

だめだ、もうわからない。

 

いや、馬鹿馬鹿しいのは知ってる。


くだらないのはわかってる。

 

こういうのホントに毎度不思議なのは生まれてくる経緯なのよねぇ。

 

どうしてこうなった?

 

こんなのだって誰かが動いて対価も発生した、紛いなりにも仕事なんでしょ?

 

大人がしたことなんでしょ?

 

ところでなんだがそもそもだいたい「バーニング・バーテンダー」ってなんだよ?


オイ。

 

なんだよ、

 

「バーニング・バーテンダー」

 

って。



興味がある方は当店にて試し読みできます。

 

台所慕情

  • 2019.08.26 Monday
  • 21:11

 

たまに「毎日の食事はどうしているの?」と聞かれることがあるのですが、

 

バーテンダーなんぞは概ね出勤前に一食、そして就労後に一食の一日二食が相場であり、なおかつ大半が外食でなくとも出来合いの品を買ってきて済ますことが常ではないでしょうか。

 

さすれば私も例に違わずセオリー通りのルーチンかと申しますればさにあらず。

 

これが自分でも呆れるほどに良い子して週に何度かは近所の激安スーパーに赴いて数日分の食材を買い込むを習慣とし毎日自炊に励んでいるのみならず、

 

最近ではとうとう弁当の作成と持参をも始めてしまったからには本日はその様子をご紹介。

 

 

これっくらいの おべんとばっこに♪

 

 

プロテイン プロテイン ちょいとつめて♪

 

 

完☆成

 

 

そうだね、プロテインだね。

 

就業中の暇な間か、それが無理ならば閉店直後にとりあえずのたんぱく質としていただいております。

 

7月の初めからスタートし今月の夏季休暇中をゴールとしていたシン・肉体改造のプログラムは、まずはこれを減量期と定め、言うには容易いがそれなりには過酷な、それなりには相応たる内容を過ごしたおかげでわずか一月半という、ともすれば突貫のやっつけ仕事ながらにも久しぶりに自らのシックスパックとの再会もはたせ、思惑通りに現時点における己が素体の状態を観察するという当初の目的は成ったものの、やはりというべきか懸念していた通り、主に肩・胸の圧倒的バルク不足を痛感する結果となったからには、ここから切り替えて一転、向こう二ヶ月ほどは増量期と定めたからにはよりいっそうのトレーニングはもちろんのこと、なによりまずカロリーの、取り分けてもたんぱく質が必要なのですたんぱく質をくださいハァハァ

 

言うてもまぁオッサンの身体が多少膨らもうが縮もうが皆様には興味もないところでしょうし曲がりなりにもバーテンダーのブログとして強引にでもそれらしい方向に無理くりこすり当てていこうとしてみますれば、

 

そんなわけでザックリ言うところのフィットネス系のアレコレを、もはや本業そっちのけで絶賛詰め込み教育中の私は思うのです、

 

「いいなぁー」って。

 

以前から少なからずのお勉強をしてきた私からするとフィットネス界隈の情報と酒類関係のそれとには共通点が見受けられていました。

 

それは、

 

根拠のない無意味な論法がさも効果的かつ絶対の真理であるかのように説かれているのみならず、しかもこれを提供するのが公的とは言わないがそれなりの地位にある人物、または企業か、はたまた影響力の大きいメディアによってこそ流布されている、

 

という点において。

 

が、

 

ここ最近のフィットネス関連の情報は、もちろん相変わらずな面もありますが、しかしおかしな話には即座にツッコミを入れて正しい知識を提供してくれる方々が、それも個人レベルで大勢おられるおかげで、せめて嘘を嘘と見抜くに必要な材料には事欠かないばかりか、

 

端から貴重かつ有意義な情報を、やはり個人レベルで、しかもけっこうな数が、なおかつ惜しみなく発信してくれているのは、なによりSNSや動画サイトの普及によるところが大きのでしょうけれども、

 

ここ数年じゃないですか?

 

ここまで情報化が進み透明度が増し、進歩と言って過言でない改善があったのは。

 

その情報を享受する一利用者としてはありがたい、もちろんありがたいのですけれども、

 

とにかく「いいなぁー」って。

 

自身の身体に直結する情報だけに関心の高さがケタ違いだとしても、

 

どうやらこのジャンルにはウソが多い、と広く認知されたことがまず大きい。

 

そんな気がします。

 

ウソサイドの発信者も、もうヘタは言えない、という抑止力にもなるし。

 

さて、一方で我が業界はどうですか?と。

 

ねー。

 

未だにサラダ食ってジョギングしとけば部分痩せが加圧シャツの宿便でセルライトを糖質カットはリバウンドしないやら太りにくいやらの愛されモテボディーなんでしょ?

 

いや、中には方法として取り入れてもいい情報が無いわけじゃないけれど、

 

そもそものそもそも話、


それがフィットネスしかり酒類であろうがいずれ何にせよ、


全ての元凶は「楽」してどうのって魂胆よね。


きっと。


そう思うの。


店内写真

  • 2019.08.19 Monday
  • 20:23

 

プロのカメラマンさんが撮影した店内写真が施工を担当していただいた業者様のサイトにて公開されていますのでリンクを貼っておきます、とそれだけ。

 

http://manu-manufacture.com/works/bar-hamon/

 

オワター。

 

オレノナツオワタ―。

 

んが、

 

遊んでばかりじゃ窯の蓋も開かねぇやら次なるお楽しみのためにもね、

 

今日からお仕事頑張るぞ(棒)

 

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