君がいた夏は 遠い夢の中 空に消えてった レトルトカレー
- 2015.09.04 Friday
- 00:45
いただきました。
ごちそうさまでした。
ありがとうございました。
それはそれとして思いのままに素直な感想のほどを、
あっ!
イクゼっっ!(c)柴田恭平@RUNNING SHOT
「ボンカレー辛口・沖縄限定復刻パッケージ」
製造元は大阪にして沖縄で限定販売されている(ただし沖縄でしか買えないとは言ってない)復刻版パッケージのボンカレー。
ミスリードの誘惑をかいくぐって真理に到達してみればつまり中身は普通のボンカレー。
お、おう・・・。
どうでもいいけどコレと大村崑のオロナミンCの広告は昭和ノスタルジーの代名詞とされながらも今時こそそれ風の居酒屋にて大量の模造品を目にする機会も多いなら逆に懐かしさなんて微塵も感じられないよね。
しかしなにしろ違いがパッケージのみとあっては・・・。
厳しいようなことを言いますが、沖縄なんてせっかくのお題がもったいない。
もっとさ、らしくてヤバそうなさ、ゴーヤ入りとかハブ入りとか?
ヤンバルクイナとかイリオモテヤマネコとかシーサーが入ってるようなヤツを次は期待します。
「マジックスパイス・スープカレー」
北海道はスープカレーの元祖たる有名店マジックスパイス監修の元、明治が販売している商品。
好きです、美味しいです。
私も近所のスーパーで時々買います。
そう、ご当地カレーとはいえ最近は全国規模で流通している商品も少なくないですし、
このワタクシメときたらその手の届く範囲のあらかたはすでにお試し済みなのですよとか何気に今後のハードルを上げながら、
わざわざ北海道から運んでいただいたその労力にありがとう、そして、ありがとう。
「カレーのチャンピオン・辛口」
金沢カレーの代表格としてカレー通には有名な逸品。
ネット上には「平凡」「無個性」「ありきたり」などと酷評するレビューも転がっているが、その緻密な味の組み立てにより構成された普通さ加減たるや尋常ではなく一周まわってむしろ非凡。
かの名セリフ「そう、こういうのでいいんだよ」を具現化したような良い意味で「完成された50点のカレー」は、
いつかどこかで食べたことのあるような懐かしくも切ない、
しかし確かに家庭的でもなければ業務用チックでもない、古き良き時代の外食の味を再現している。
実はワタクシのフェイバリット・レトルトカレー・ランキングの五指に入る銘柄で、
金沢と言えば趣は違えどこれと並んで「ゴーゴーカレー」を近所のスーパーで購入する機会はそう少なくありません。
わざわざ金沢から運んでい(ry
「18禁カレー・痛辛」
近所のスーパーで見かけてどれほど辛いのか知りたいけど食べるのは怖いから持って来たとかもはやお土産でもなくただ当店に持ち込まれただけの品物。
おい?主旨な?
確かに辛い。
てか痛い。
耐性の無い人にとっては純粋かつ直球でただのイジメ。
ドーピングしたLeeの30倍(要は45倍)に勝るとも劣らない辛さではあるけども、
味があってこその辛味。
これはもうただただ痛いだけ。
つまり、そういうことだ。
あと、その存在を知りながらも手を出せないでいた私の理由そのものなんだけど、コレ千円超えるんでしょ?
イヤイヤイヤ・・・。
「炭火焼肉たむらのお肉が入ったカレー(中辛)」
やる気の感じられないパッケージ。
しまった、焼肉とお肉で肉がカブってしまった、な安直ネーミング。
どうせお笑い芸人のサイドビジネスでしょ?
と侮るなっ!
ちゃあぁぁー!!
特筆すべきはその具材。
脂身の多い部位を使用することでレトルトにありがちな残念肉のイメージを払拭することに成功しているハイクオリティーなカレー。
そこに垣間見えるのはグラサンに半裸の姿で獅子舞片手におどけてみせる全国放送モードのたむけんではない。
小洒落た服を着て声のトーンも低めに若手を威圧的にイジってみせる、関西ローカル番組でしか見せないどちらかと言えば毒のあるツッコミキャラに転じたあのダークサイドなたむけんがさらに商売人の眼をギラつかせてシビアにソロバンを弾いている姿である。
実は過去に一度お土産でいただいたことがあります。
最近は近くのスーパーでも見かけました。
着々と・・・やるな・・・流石は関西芸人・・・。
「崎陽軒 横濱カリィ」
あの崎陽軒が放つ「じっくり煮込んだシウマイ入り」なる異色のカレー。
じっくり煮込んだとは思えないほどしっかりと原型をとどめたシウマイが歯ごたえもそのままにゴロリと入っています。
はたしてカレーにシウマイをブチ込んで、そのアイデンティティーが崩壊してしまわないものかと心配でしたが、
意外にもシウマイはその主張を、それがたとえカレーの中であっても失うことはなく、
カレーはカレーとして、シウマイはシウマイとしてのポテンシャルを保ちながらに存在しているのならば、
カレーはカレーとして、
シウマイはシウマイとして、
私は別々に食べたかったし一緒にする意味よ?
崎陽軒のお土産シウマイは好き。
催促じゃないよ?
崎陽軒のお土産シウマイは好き。
あの肉々しいシウマイをなぜか無性に食べたくなるよね、時々。
「三倍辛いシャアザクカレー&ジャブローチーズ入りアッガイカレー」
ガンダム展で購入していただいたので東京土産でよいのだろうか?
シャアザクカレーは当社比にしたって何を基準に三倍なのか?元ネタはカレーの王子様か?ってほど辛くはないし、よく考えてみればザクの要素はまるで無くてザクカレーのザクてなんだよ?っていう。
アッガイカレーも謎の食材ジャブローチーズとは何かと思えばアルゼンチン産チーズを使用しているらしいが、
アルゼンチンからジャブローを連想させるには無理があるもなにもやっぱりそもそもアッガイ要素は皆無でアッガイカレーってアッガイどこだよ?っていう。
色?
ええい、サンライズのカレーはこじつけかっ!?
悲しいけどこれ、商売なのよね・・・。
ガンダムってフンドシだけで白星が狙えるほどカレーの土俵は甘くはないよ?
バンダイのプラモデル事業部を見習えとは言わないけれど、もう少しクオリティーにもこだわって欲しいな。
いいなぁ、ガンダム展・・・。
「???」From U.S.A
ついに海を越え空を飛んで持ち込まれた初の外国産お土産カレーはメイド・イン・アメーリカ。
動物由来の成分とあらばいかなる持ち込みも禁止されている国際線の事情を考慮していただきチョイスされたのは完全植物性原料のみで作られたいわゆるベジタリアン向けのヘルシー食品なのだけれども、
そもそもパッケージのどこにもカレーの文字は無く、
写真にもある「Jaipur Vegetables」が商品名だったとしてJaipurがインド11番目の都市ならば強引に日本に当てはめて訳せば「仙台野菜」みたいな解釈で良いのかどうかも疑問だけど、それで?名物か何かなの?特産的な?郷土料理?
なんだろう?
なんですかコレ?
私のほうこそ聞きたいところ。
ともあれバケツみたいな容器に入ったアイスクリームを貪り、エレクトリカルパレードの電球みたいな菓子を頬張り、
「は?ピザはサラダだから健康にいいんだゼ?」などとのたまう彼の国のヘルシーがいかがなものかは興味も尽きないところ。
漂いまくりの地雷臭に胸躍らせて食べてみると、
普通にカレー。
むしろ美味しい。
大使館勤務の旦那を持つアメリカ生まれの菜食主義者・ナンシー夫人(仮名)が行きつけの輸入食料品店に取り寄せを依頼したのをきっかけに近所のセレブの間でも評判になってそこそこの売れ筋商品になったとしてもおかしくないレベル。
ん?
この試合に勝って勝負に負けた感。
おそらくは大豆で作られているのであろう人工擬似肉モドキの歯ごたえだけは気持ち悪くて中々でした。
しかしなんだろね?アレ?
菜食主義者ってのは肉はもちろん肉っぽいモノを食べることに嫌悪感がある、ってもんでもないわけ?
本当は食べたいんだけど我慢せざるを得ないからって未練がわざわざそんなモノを作らせてお慰みにしてるんなら素直に肉食えよ?
そんなこんなで、
くぅ〜食べましたw これにて完食です!
あらためましてごちそうさまでした。
お持ちいただいた皆様ありがとうございました。
そしてわかったこと。
一週間か十日程度ならカレーだけでもわりといけちゃう。
いや、なんかさ、カレーばっか食べてるキレンジャー的キャラ付けとかはしないでね。
頭悪そうだし。
そんな大好物じゃないから。
フツーだから。
今更だろうけど。