ヴァン・ブラント「スティルハウス」の「ライ」と「バーボン」と「ブラック・バーボン」

  • 2019.04.13 Saturday
  • 22:25

 

あまりにもバーボンの品揃えが貧弱だったことに気付き慌てて追加注文した中に紛れ込んでたんだけど、

 

いくら勉強とチャレンジも大事とはいえ少し疲れてたのかなぁ?オレ。

 

とりあえずこちら。

 

 

ヴァン・ブラント「スティルハウス」の「ライ」と「バーボン」と「ブラック・バーボン」

 

 

バーボン事情なんざぁなにしろ昨今は人気がないので耳にする機会も少ないでしょうが、アメリカでは数年前から流行していた大手メーカー様によるバーボンのようでバーボンでない、少しバーボンみたいなお酒ブームは一段落し、

 

もっぱらのトレンドと言えば例に漏れず意識高い系クラフトブームとでも申しましょうか?

 

大手様が肩書として使うところのそれではなく、ガチなクラフト系。

 

ハンドメイド・少量生産、こだわりと挑戦を謳い文句にした小規模の新蒸留所が増えていて、

 

2009年に酒類製造法の規制緩和があったニューヨークの、

 

とりわけてもブルックリンが特にアツイ!ってことになっているそうです。

 

今回ご紹介するのはそんな新興勢力が一角。

 

直接の関連はないけれどご当地の偉人「コーネリアス・ヴァン・ブラント」さんから拝借した名前を蒸留所名に掲げ、

 

「スティルハウス」なるブランド名で意欲的に活躍している注目の新メーカー。

 

その正体は2012年、夢を諦めきれなかった元テレビマンの旦那が妻と立ち上げた二人の愛の城。

 

まぁ、好きが高じて脱サラし夫婦で蕎麦屋を始めてみたらけっこう評判、みたいな?

 

しかしご主人、相当バーボンにこだわりが?と思いきや、やりたかったのはあくまでも酒作りであり、蒸留所こそが夢やったんやで、

 

てなわけでモルトにラム、グラッパなんかもやってるよ、って。

 

で、この度はここからまずは写真の真ん中が色々とこだわってる内容についてはどこにでも書いてあるので自習を願いたい「バーボン」はなるほど確かに「クラフト系」です。

 

良くも悪くも。

 

色んな意味で。

 

ごめんなさい、私にはそれしか言えません。

 

てか察して。

 

わかんないよ、もう。

 

そりゃまぁ相性ばっちしな巡りあわせにピンポイントでツボった人には唯一無二の存在にもなりえるわけだけど、それ以前にまず酒として保つべきクオリティーとか踏襲すべきルールってあるんじゃないの?


結果論を個性ですって言い張ってるっぽい気がするボトルが多々って印象が拭いきれないよ?


どうなの?クラフト系ってさぁ?


と、逆に聞きたい。

 

して左に御座すが「ライ」は、未だ終わらぬベース探しの旅の途中の私ですから、ね。

 

いや、単体で飲むには正直どうなのよ?って感じだったけど、くやしいかな(くやしいって言っちゃった)カクテルベースには、うん、悪くないんじゃないかな、と思いました。

 

ご興味のある方は指定してもらえればこちらで色々作らせていただきます。

 

そして、さすがに少し説明しなくちゃな一番右。

 

節子が誤飲しかねない特異な缶入りって風体からも伝わってくるいかにもな圧がスゴイ「ブラック・バーボン」はやっぱり普通なわけもなく、

 

出来上がったバーボンを「瓶詰前にコーヒー豆と一緒に寝かせた」、

 

っていうのがさー、

 

本当にどこをどう調べても具体的な製法・手法が記されてなくて、原文においても「Mellowed」って書かれてるだけだし、なんだよ?寝かせたって?

 

とか言いながら、まぁ樽に、ってのは再利用の観点からも無いとしてタンクにでも移した原酒の中に豆をぶち込んだのだろうなぁ、

 

と推測するのは、この手の新興クラフト系バーボンメーカーさん達は軸となるバーボンの他に密造酒気取りの無色透明な寝かせてないコーンウイスキーには「ムーンシャイン」と名付けて販売。

 

と、

 

近頃のバーテンダーさん風に言えば「インフュージョン」となるんですか?原酒に何かしらをぶち込んで風味を足した「フレーバー系」を出す。

 

という二点は、それはもうそういう決まりでもあるのか?と疑うレベルでほぼ確実に実行されるお約束のごとしなものですから。

 

だがしかし肝心の仕上がりのほうは「言うほどか?」といった具合で割に普通に飲めますけれども、はたしてそれが良いのか悪いのか。

 

ちなみにさほど黒くもありません。

 

まぁ厳密にはバーボンでもないけどさ。


せっかくならむしろもっとブッ飛んだところを期待してたんだけどなぁ。


ふーむ。

 

以上の三本。

 

思ったままを言葉にすると、

 

「しらこい顔してやってんなぁ」

 

が私の感想です。

 

というわけで、

 

ぜひ!

 

いや、ちゃいますやん、ウチかて商売ですやん。

 

それにしてもさ、今さら感さえあるけれど、本当に好きよねぇ、漬け込み系。

 

バーボンなんて括りは関係なくさ。

 

メーカーさん然りバーテンダーさんも。

 

やだぁ時代に乗り遅れてる?

 

あ、家の冷蔵庫の中には常に昆布を漬け込んだペットボトルの水があるわ。

 

お出汁用の。

 

わーいオレも最先端やーん。

 

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