臓物系男子

  • 2019.01.27 Sunday
  • 22:05

 

智恵子は東京に空が無いといふ。

 

私もいふ。

 

東京にホルモンが無い、と。

 

以前、東京で生活していた時にもぶつかった壁だ。


外食ともなれば話も変わるのだろうが、


こと調理用の食材、材料としては入手難度が著しく高くなる。

 

つくづくこの街にはホルモンを取り扱っている小売店が無い。

 

全く、とは言わない。

 

しかし、良くてもボイルした後パッケージされた代物か、あるいはすでに味付けなどが施され素材としては介在の余地が残されていない加工商品がほとんどで、

 

さんざ探して、例えば大きなデパ地下か、専門的な精肉店で運良く生のホルモンに遭遇できたとしてもだ、

 

それらはやたらに高価であったり、あるいはやはり豚か牛の大腸か小腸がせいぜいで、選択肢などという贅沢は望むべくもない。

 

確かに、元より私の守備範囲と角度がそれなりの広さと深度に達していたであろう事実を鑑みたとしても、

 

広島に比べれば、東京にはホルモンが無いと、こう断言せざるを得ないのだ。

 

いよいよとなれば、その時はその時として、

 

問題は手軽さだ。

 

ふと、あぁ、ホルモンが欲しい。

 

そんな時はどうしよう?

 

そうだこうしよう。

 

「ナガラ食品のホルモン鍋」

 

 

全国のローソンにて取り扱われているがゆえに入手も容易く、

 

と言いたいところだが家から近い順に捜索して実に四件目のローソンでようやく出会えた。

 

どんだけホルモン拒絶都市だよ東京。

 

アルミ鍋を直接火にかけるという手間と呼ぶのもおこがましい怠惰な手順で得られるのは、米なり酒なり、何かしらの希釈対象なくしては完食が難しいほどに濃厚な、真っ直ぐにジャンクしているコテコテのB級テイスト。

 

くどい。

 

むつこい。

 

体に悪そう。

 

だが、それがいい。

 

毒も喰らう、栄養も喰らう、両方を共に美味いと(ry


加工品は加工品、ではあるものの、その完成度の高さを前にし、手軽さも考慮した上では一先ずの満足が得られる。


情緒ある趣がまた良い。

 

チープであることは間違いないが、それにとどまらない、いやだからこそと言うべきか、どこか侘しさと寂しさを秘めた、哀愁を感じさせる逸品。

 

四畳半、電熱コンロ、浪人生、二級酒。

 

そんなワードがよく似合う。


古き良き、そして切なき昭和の風情。

 

が、

 

しかーし、

 

台無しにしてやんよ!

 

栄養のバランスを考えて色々ぶち込み、さらに上品な味付けで上書きして盛付けてご立派な煮物にクラスチェンジしてやんぜ!

 

 

トドメにヘルシーな玄米を添えた挙句にうっすら写真を加工してジャンク感は皆殺しだぜぇ!どうだ参ったかぁ!?

 

 

あぁ、そうやって、また、オレは・・・。

 

あどけないホルモンの話である。

 

コメント
私もこれ大好きで、冷凍庫に必ず入っていたのですが、近くのローソン全てうどん入りに変わっており、めちゃくちゃ腹立たしいです。
  • hi-lite
  • 2019/01/29 9:35 AM
>hi-liteさん

そうですねぇ、あれはナガラ監修ですがあくまでもキンレイのウドンであって要は別物ですからねぇ。
  • サヰキ
  • 2019/01/29 11:38 PM
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