マルガリータ

  • 2019.07.27 Saturday
  • 20:26

 

「マルガリータの現在は?彼氏は?年収は?」

 

 

「マルガリータ」はテキーラベースの王道カクテルとして人気ですね。

 

今回はそんな「マルガリータ」について調べてみました。

 

 

「実は悲しいエピソード」

 

 

まず気になるのはその名前です。

 

実はこれにはとても悲しいエピソードがあるようです。

 

「マルガリータ」というカクテルは1949年に開催された全米カクテルコンテストに出場したロサンゼルスのレストラン「テール・オ・コック」のバーテンダー「ジャン・デュレッサー」によって考案されました。

 

彼は若いころに恋人と一緒に猟へ出かけたのですが、なんとその恋人が流れ弾に当たり亡くなってしまったのです。

 

そんなこんなで「マルガリータ」とは亡くなった恋人の名前だったのですね可哀想ですね。

 

 

「そんなのウソウソ、え?ホント?」

 

 

読者の中にはそんなでき過ぎたエピソードは信じられないという人もいるでしょう。

 

しかしこの事実が考案者「ジャン・デュレッサー」の口から語られたのはコンテストから20年以上も経った1970年のことだったのです。

 

つまり宣伝や売名のための作り話などではなかったのですね!

 

この経緯は漫画「バーテンダー」でも取り上げられて有名(4巻 28話に収録)ですので読んでみてはどうでしょう?

 

 

いかがでしたか?

 

少し悲しいですが一途な思いが生んだ純愛のカクテル「マルガリータ」。

 

この夏ぜひ飲んでみたいですね!

 

 

とまぁ、

 

以上が今もなお日本の99%で語られている、

 

いや、

 

日本でしか語られていないカクテル「マルガリータ」のエピソードでございますが、

 

全部ウソなので忘れてください。

 

いやぁ、実のところ別に私じゃなくたってこれまでにもさんざ識者の方やきちんとされてるバーテンダーさんなんかが指摘されている案件ですので、この期に及んで私がモノ申すのもいささか気恥ずかしいレベルの話なんですけどね。

 

どの辺がウソって、ウソなのに自称詳しいバーテンダーなんかは「最初に発表されたコンテストのマルガリータはフローズンスタイルで三位に入賞したんだぜい」とかおっしゃいますが、

 

そもそもそんなコンテスト自体がなかったんだよなぁ、これが。

 

作者とされている「ジャン・デュレッサー」氏は存在します。

 

いえ、存在していました。

 

彼はすでにお亡くなりになられてますけれども、その今際の際に「ウソつき続けるのつらたんやったわぁ」という遺言を残していますからもうこれが決定打でもいいぐらいですけどね、実際。

 

そういえば実体験としてもこのニュースにリアルタイムで遭遇している私は、当時すでにバーテンダーであったからにはその日のうちに勤めていた先で「ねー!?見たぁー!?」なんて盛り上がった記憶があるけど、あれがもう二十年以上も前の話だというのにさぁ。

 

それではなぜ彼がこんなウソをついてしまったのか?

 

なぜにこうまでこのウソが日本に広まってしまったのか?

 

その詳細を説明するとなると名指しで「某組織」とか「とある団体」を批判することになりかねないので、そこはボカさしといて?

 

長生きしたいじゃん?

 

店で聞いてくれたらベラベラ喋るけど。

 

なぜに改善されないか?についてはアレなんじゃない?

 

怠慢?

 

つーかそんな程度なんですよ、相変わらず、悲しいかな、やっぱ、この業界は。

 

勉強不足、てかまず勉強してんのかね?

 

とも言えんわなぁ。

 

とりあえず勉強してみたらば、まずはウソをつかまされる環境だもんなぁ。

 

うーむ。

 

で、

 

となると気になるのは真の「マルガリータ」の由来ですけれども、

 

それはね、なんたってね、「マルガリータ」つったら現在に至るも自称元祖が挙手した腕を下ろさぬままで未だ議論が尽きないカクテル・オブ・ザ・イヤーに毎年ノミネートされてるぐらいだもんで、

 

つまりわかりません。

 

しかし、一応最有力とされているとともに私的にも「これなんじゃね?」と思っているのが、

 

「デイジー派生説」

 

とは、

 

アメリカで1920〜33年まで続いた禁酒法から逃れるようにして、当時メキシコでの酒類需要・消費が高まれば、おのずとカクテル文化も広まりつつあった中で浸透していったグラスに「デイジー」なるものがありました。

 

「デイジー」とは今でこそコレだ、というレシピがカクテルブックにも記載されていますが、元来が割に自由な代物です。

 

基本的にはベースの酒+酸味(柑橘系ジュース)+甘味(リキュールorシロップ)を氷を詰めたグラスに注いどきゃそれでいんじゃね?

 

という古典的かつ単純なカクテルの構成をしてレシピというよりもスタイル、あるいは飲み方として当時は認知されていました。

 

基本はジンをベースとした「ジン・デイジー」ですが、なにしろメキシコとあれば、これが「テキーラ」に取って代わっても何ら不思議はありません。

 

のち、ベース指定すらなくとも「デイジー」と注文すればテキーラベースの冷たくておいちぃミックスド・ドリンクが提供されるようになったとして、

 

で、

 

「デイジー」という名前は「素敵な」という意味合いも込められていますが、

 

日本でいうところの「ヒナギク」の花のことです。

 

で、

 

メキシコの公用語はスペイン語です。

 

で、

 

スペイン語で「デイジー」=「ヒナギク」は「マルガリータ」でございます、と。

 

ばんざーい。

 

いやもうこれでしょ?

 

そもそもが「テキーラをベースにしたミックスド・ドリンクのことをマルガリータと呼ぶ土壌が自然発生的にではあるがすでに形成されていた」という前提がないとその他の説では疑問が残るので私はもうこれが正解だと考えています。

 

ついでにどんな疑問が残るかまでも説明いたしますと。

 

1.元祖を主張する人多すぎ問題

 

カクテルの起源を主張する人が複数名乗り出る事例は珍しいことではありません。

 

しかし他と比較しても「マルガリータ」に関してはその数がちと多すぎます。


これについて「デイジー=マルガリータ」の説をもってすれば名前だけ先行で中身は不確定であったからこそ「あれ、オレが考えたんだぜ」と便乗するだけの簡単なお仕事だった、またそうしやすかった、


ゆえに、と考えればなるほどね、と。

 

 

2.流行りすぎ問題


1の補足のようにもなりますが、

 

起源を主張する人たちは1930〜40年代の早いうちに集中しています。

 

が、一方でレシピこそ曖昧ではあるものの、禁酒法が終わった1940年代に入る頃にはすでに、とっくに、「マルガリータ」なるドリンクがアメリカとメキシコの国境付近を中心に広く楽しまれていた、との状況を記した資料は多数見受けられます。

 

どうやって短期間でこれほどまでに浸透したのか?

 

しかも、未だ始祖が明確でないならば素性も知れない謎ドリンクがワケわからんけど大ブレイクしてた、ってんなことあるかーい、つって。

 

 

3.レシピが自由すぎ問題

 

今現在、我々が知るところの「マルガリータ」とはグラスの縁に塩が付いたホワイトレディ(あるいはサイドカー)バリエーションとも言えるショート・カクテルか、その他のアレンジとしてフローズン・スタイルなどもあるにせよ、いずれみなオリジナルが不明のままアレンジが加えられ、これが公式と後から定義づけられたレシピを参考にしています。

 

自称本物・元祖、そうでなくとも古い文献に残された「マルガリータ」のレシピときたら、まぁーてんでバラバラです。

 

現代においても特にアメリカにおける「マルガリータ」の自由奔放ぶりは顕著で、感覚的なお話しではございますが試しに「margarita」で画像検索でもしていただければニュアンスぐらいは感じていただけるのではないかな?と。

 

あれ?むしろショートは間違いなんじゃね?ってなるから。

 

これはプロの仕事に限った話ではなく、アメリカーンなドラマなどを見ていてもたまに、

 

「OKそれじゃぁ特製のマルガリータをつくるわね」みたいなシーンに登場するグラスの統一性の無さというかいい加減さよ。(だいたいフローズン未満のシャバシャバだけど、しかしこれも何気にマルガリータなる「スタイル」の普及率の高さとあくまでもお手軽「ドリンク」って扱いの象徴よね)

 

これだけの浸透力をもちながら、これほどまでの自由度が、はたして明確な一つのオリジナルを起点に生まれるものでしょうか?

 

やはり「デイジー」=「マルガリータ」ありきの「カクテル」≠「スタイル」であったからこそではないのか?と問いたいし問いたいけど問うまでもなくだからやっぱり私はもう「デイジー派生説」推しなわけです。

 

 

で、今現在、今度はその「デイジー」に最初にテキーラを使った元祖だとか、

 

または「デイジー」を初めて「マルガリータ」と言ったのはオレだとか、

 

争いは尽きないわけですけれども、あとは、まぁ、好きにして?と。

 

 

 

いかがでしたか?

 

いや、もういっか。

 

コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM