ペンダーリン「リアンノン」

  • 2020.06.20 Saturday
  • 19:11

 

今回紹介するボトルはスコッチでもなくアイリッシュでもない、イギリスはウェールズ地方で作られた「シングルモルト・ウェルシュ・ウイスキー」、

 

なのですが、

 

勘の良い方ならこの一文だけでお察しの通り、本来であれば語るべきの多い素性と素質を内包しているものの、

 

しかしそれゆえにか、

 

当記事を書くにあたり改めてお勉強がてら、チラとネットを眺めてみたところ、足の踏み場も無いほどに転がりまくったいい加減かつ無責任な関連「誤」情報を目の当たりにするにつけ、発信よりも訂正と修正が主要任務となれば、まるで他人が好き勝手に散らかしまくりあげた部屋を片付けるかのごとき煩わしさを感じては心底うんざりしてしまったので、

 

むしろ、あえて、ここは、逆に、

 

何も語らないでおきます。

 

だって、

 

そもそもが、

 

今回は、

 

純粋なジャケ買いだし。

 

 

ペンダーリン「リアンノン」

 

 

ラベル。

 

素敵。

 

はぁー。

 

お美しい。

 

古い洋書に見受けられるエッチングで描かれた挿絵的な画風が大好物で、これにオカルトなりファンタジー要素が加わろうもんならゴハン三杯はイケちゃう私はすっかり一目惚れ。

 

月と馬と美女なんて、なかなかにベタな取り合わせですが、いいんだよ、こういうのでいいんだよ。

 

モチーフになっているのはウェールズ地方に伝わる神話や伝承をまとめた書物「マビノギオン」の中でも核となる「マビノギ四枝」と呼ばれる四つの物語の内の第一話「ダヴェドの大公プエス」に登場する、何人も追いつくことができない魔法じみた能力を有するチート馬に乗った不思議属性のミステリアス美女「リアンノン」です。

 

で、

 

なにも語らないとは書きましたが、これだけは言っておかねばなりませぬ。

 

「マビノギ」の「リアンノン」に関しましては元来「RHIANNON」と綴るのですが素人さんに研究家、

 

学者様からWikipediaに至るまで、ありとあらゆるジャンルの方々が日本語読みにしてカタカナに起こした場合には「リアンノン」であると、

 

「MABINOGI」の「RHIANNON」は「リアンノン」なのだと、

 

例外なく斯様に表記・呼称されておられるのですが、

 

もはや「なぜか」とか言うつもりもなく毎度のやつですけれども、

 

このボトルだけが、

 

酒類業界だけが、

 

揃いも揃って「ライアノン」だと、

 

そう統一してくれやがっておりますのでご注意ください。

 

当該ボトルに興味がある方は逆に「ライアノン」で検索すれば捗るはずですのであしからず。

 

それがはたして正しいのかは別として。

 

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