シンガポールスリング

  • 2011.10.02 Sunday
  • 00:00

 カクテル「シンガポールスリング」

これで神秘の夕焼け言われても・・・


ただでさえBarにまつわるあれこれはネタ的にカブッって当然なので、当ブログではそのあたり割愛させていただきます。


どこにでも転がっているウンチクを今更焼き直したところでつまんないでしょうし。


どのみちつまんないってツッコミは無しで、ひとつ、どうか、ねっ♪


細かいところを知りたい方はググって下さい。


今時その辺のことはwikipedia辺りでも知ることが出来ますゆえ。



「シンガポールスリングと私」


1994年だか1995年だか、確かその辺りで、ベネディクティンというリキュールにオマケとして付いていた、


「オーセンティックシンガポールスリング」なるレシピは当時私にとって衝撃とまではいかなくとも、


ちょっとした驚きであったことは覚えています。


それまでシンガポールスリングと言えばジンフィズにチェリーヒーリングを沈めたものが常識で、


オリジナルのラッフルズホテルのレシピは今でも金庫に厳重保管されており、


門外不出であるとされていたのが、取引メーカーの手により「これがそうだよ」と公開されてしまったという、


「え?いいの?」と余計な心配を誘う珍事でありました。


その直後から色々調べてみると、そもそもの昔のレシピは全くもって異なるものであるとか、


金庫で保管も箔付けのための作り話だとか、例のごとく考察するのも億劫になる大人の事情的諸説なんたらが泉のごとく湧き出てきて、


そもそもこの通称「オーセンティクスタイル」とか「オリジナルスタイル」なんていうレシピそのものもどこまで信用してよいものか、


それはさて置いたにしても、まんま作ると正直甘すぎて飲めたもんじゃないというのが個人的感想でした。


四の五の言わず一回本物を飲んでみればいいのでしょうが、


残念ながら本州をして世界とし、四国・九州さえも海外であると生きてきた私が、


海を渡ってシンガポールくんだりなどという異国の地へ行ったことなどあろうはずも無く、


どうしたものかと考えていたところ、信頼できるお客様から貴重な情報とお土産を頂いたのは幸運以外の何ものでもありませんでした。


おおよその想像はついていましたが、現地のそれはもうThe観光名物ドリンクであるためホテル内のBarへ到着と同時に、


「シンガポールスリングか?」と聞かれるのと答えるのと作り出すのと、どれが早いか競争よ♪ぐらいの勢いで、


生ビールを注ぐより簡単に専用の機械からグラスに注がれ、チョコチョコッとデコッってはい召し上がれ、とのご報告。


お土産に頂いたのは「シンガポールスリングの素」。


割って混ぜればハイ出来上がり、お家で手軽にラッフルズという代物です。


以上の材料を元に、それまで時折耳にしては私を混乱させていた、


「ラッフルズのカクテル神!」とか、「本物tueeeee!!」という、


本場体験者の一部の声が観光マジックからくる脳内補正であると判断させていただき、


現在当店ではオリジナルにせめてもの敬意を払うべく、グラスは本場と同じものを使用しつつも、


そこそこにお酒の効いた大人の甘口ロングカクテルといった感じに、そのレシピはかなり調整してお出ししております。


デコレーションもピーナッツも生バンドもございません。


想い出には勝てませんでしょうが、日本のBarのシンガポールスリングをお楽しみいただければ幸いです。


 



追記・「シンガポールスリリング」


旧サヰキのブログでネタに使ったことのある伝説のカクテル「シンガポールスリリング」。


最近は作ってくれるところあるんですね。


「とりあえずビール」的なことがしたかったのかそんな考えも無かったのか。


レシピもググれば出てきます。


作っちゃいますか、そうですか。


遊びにしてもふざけるにしてもクオリティーとセンスって大事。


 


 


 

裏グルメガイド

  • 2011.10.03 Monday
  • 00:00

一通行人が道を歩いてて看板見つけて店に入ってお客様。


私とて道を歩けばただの人、そんな普通の行動をもって客と呼ばれる立場になることもある。


いや、いつ何時であっても私はただの一般人ですけどね、当たり前に。


しかし、看板一つに別の意味の情報と、さらにその裏に隠されたドラマが見えたり見えなかったり。


業界目線というか、判断基準というか、のお話。



近所に新しいラーメン屋さんが開店されたと聞き、


さっそく行ってみようかと店の前まで行くものの、入店はしませんでした。


理由は車道とビル入り口まで侵食しておもいっきり立て看板とノボリを立てていたから。


立て看板とかノボリとか、それ自体が悪いとは言いません。


しかし、「あからさまにコレは、どう考えたってコレは、ご近所さんにも迷惑じゃなかろうか?」とするような、


特に雑居ビルに店を構え、路上と言わず他店様と同じくして使うビル内の共有スペースに、


我が物顔で看板なり、荷物とかゴミとかチャリとかも含め言い出したらキリが無いが、要はまとめて私物を置くような店というのは、経験上とんでもない人物が経営していることが多い、


と言うより間違いなくそう。


確定。


鉄板。


そんな店には近寄りたくもありません。


触らぬ神になんとやら。


勘というほど曖昧なものでもなく、


私でなくとも同業者ならば日常ごとの経験より導きだされ、鍛えられたある種の処世術と言っても良いでしょう。


え?あの人のよさそうなご主人が?評判の店が?


はい。怖いですね、ホント。


何もかもが一概によろしくないとは言わない。


ただ常識の範囲ってもんがある、そこは勘違いなさらぬように。


酷いケース。


でも割りによく見かける。


時には道を塞ぎ、時にはビルの入り口を塞ぎ、通路だろうがエレベーターホールだろうが、


人様の店の前だろうがなんだろうが物を置く。


縄張り意識の強い発情期むかえたオス猫のマーキングだって、もうちと遠慮を知っている。


で、そもそもビル側としてはそのような行為は認めてないはず。


中にはこれを逆手にとって「看板出したきゃ金を出せ」なんて安達祐実もドン引きしそうなツワモノもおりますが。


歩いてても見える、特に路上看板なんてそりゃ誰でも出したいですよ、でもね、あのね、異国の青空市場じゃないんだよ?


仮に5階建て10店舗入居のビルで全店看板出せば、そりゃねぇ。


これを街中で我先にと皆が皆そんなことすりゃどんなことになるかは判るでしょ?


歩道を潰す規格外の看板なんて論外。


屋内だってね、店の外まで物を置けちゃ収納スペース無限大でよろしかろうが、いったいどこまでが店内なんだ?


窓やら通路を塞ぐのはもはや犯罪行為に等しいが、気遣いとか美観とかって概念は?


でも、やったモン勝ちの状態なのが現実。


正直で誠実で穏やかで優しい人こそがバカを見る世を正さんと行政も動き、


とうとう流川界隈では条例まで施行され取り締まり強化が、と言っても実質無法地帯なのはご覧の通り。


ビルの中は私有地なので口出しできようはずも無い、が、それに関しては例の歌舞伎町のビル火災以来、


消防署が抜き打ち指導を行うようになった、とは言え効果の持続性はよくて2日といった程度。


そんなことしなくても良識ある方はもちろん自重します。


てかさ、もうさ、んなもん法に頼らなくちゃいけないことでもなかろうに。


それでもなんとかしたけりゃお互いきちんとルールを決めて、迷惑にならないよう行動する、って、当たり前すぎてなんだか虚しくなってきた・・・。


と、ここまでは共感される方がおられてもおかしくない話。


私も嫌!道路に邪魔な看板出してるお店!、なんなの!行きたいお店の通路に邪魔な物置いてる店!てな具合に。


で、ここからはそれが例えばお住まいの、家の近所でもなんでも、実際そういったトラブルを経験した当事者なら非常に共感できるが、


逆にそのような惨事に遭遇していない他者からは想像し難い現実であり重要な問題。


その手のお店というのは100%ご近所さんから苦情、と言っても下から、丁寧に、お願いと言うかご相談と言うか、


そりゃもうお代官様に陳情を読んで頂くかのごとき気の使いようを持ってして、


お話しを、要望を、改善要請を、受けてるはずなんです。


100%話を聞かず、どころか100%ブチギレてくださった結果こそが、目の前の物的証拠が示す真実なんですね。


「すみませ〜ん」と声をかけ、「は〜い」と穏やかに返事をしていただき、


「あの〜、お宅様のコレなんですが・・・」とキーワードが出たその瞬間の変わり身の早さ。


豹変という言葉を体感したい方は一度経験してみます?


「キレる」なんて表現が「ワタシお役に立ちそうも無いのでお先に失礼します」と遠慮して帰っちゃうぐらいにキレ過ぎていただけますよ。


小学生並の屁理屈を並べ立てながら、逆にこっちがその人の愛する何かを奪っちゃったとんでもない悪者みたいな展開。


この辺の名言集は第三者的立場で傍観すると馬鹿馬鹿し過ぎてネタ的要素も強いのですが当人にとっては堪ったもんじゃない。


さらにその日から始まる地獄の日々が、正義の立場にあるはずの人を襲う負の連鎖。


ここが大事。


これこそ大問題。


ヘタすれば毎日顔を会わせるフォースの暗黒面に染められし住人から浴びせられる冷たい目線、妙なプレッシャー、最悪イチャモン、嫌がらせ。


確実。


絶対。


簡単に日々とか言っちゃいましたが、ずっとですよ。


ずっと、ずっとね、こんなふうに、してね、ですよ。


嫌だよ。


悪いのはあちらなのに事態が改善されるどころか泣き寝入りの上からさらに浴びせられる無常な仕打ちと襲いかかる後悔の念が終わることなき日常に組み込まれる恐怖。


そもそも、そもそも、そもそも、根本的にそんなヤツだから、そんなことができてたんです、判っちゃいたはずなんです。


逆に彼らは悪事との自覚があるからこそ、相談も無く独断で行動できる判断力と実行力を発揮したからこそのこの結果。


ま、大体の場合さしたる思考も介在しない純粋悪ですが。


一連の彼奴めの行動はある意味、「私はそんなことが出来る!そんな人間だ!フハハハハ!」というアピールでありサインに他ならなかったのです。


でも信じたかったんだよね?話せば判ってもらえるかもって、希望を捨てたくなかったんだよね?


人を・・・諦めたく・・・なかった・・・。


この腐敗した世界に負けた、そんなアナタが鬼束ちひろのファンになったとて誰が責められますでしょうか。



てなわけで、そんな常識も無い店なので入らずとも仕事の内容はおのずと知れてますし、


視点を変えれば、そういう店の判断材料になり、入る前にイラッとするだけで事済みます。


この店に泣かされてる住人がいることを想うといたたまれませんが、どうすることもできません。


私にできるのは、せめて入店拒否という行動をもって、無言の意思表示をすることぐらいです。


無力。


それとは別に時々、住人という住人、皆が皆、カーズ様ばりに「考えるのを止めた」人達で構成されたビルの入り口が、


自分達の出した看板で自らの店へと続く入り口を塞いでいるのを見たりすると、なにかこう「蜘蛛の糸」とか思い出しますな。


このケースに該当するビルの治安は、意外と平和に共存してるか、往年の中東情勢並みの緊張状態かの二極だったりします。


どうでもいいけど。


どのみち個人的には単に不愉快なので行きません。


そんな店、こんな店でも客前では異常に愛想が良かったり、意外と人気店が多いのは、まぁ、商売上手ではあるのでしょうね。


一利用者として行って飲み食いして帰るだけなら確かに問題は無いのかも。


私が敬遠する理由は個人的な心情と経験によるところが大きいのは確かです。


ただ、一つご忠告させていただくと、かのような店で、完全に店側の落ち度による失態であったにせよ、


文句だクレームだを言うことはお勧めしません。


彼らは自身の店に対し好意的な者、金だけ払って大人しく帰ってくれる者には優しくも接してくれますが、


それがどんなに些細な、例えばオーダーを抜かされ「スミマセンこっちまだ来てないんですけど」みたいな小さきことでも、


店に対して意見する者は瞬間、敵とみなされ、条件反射的にとても不愉快な対応をされる場合が多々あります。


根本的に仕事に対する目的意識と存在意義、属性が違うんですから。


これに対しさらに文句を言ったり、露骨に不快であるとの態度を見せた場合には、謝罪どころか、


最悪の場合アナタこそが悪者ではないかと問われ、自らの立場を悪くされる場合が往々にしてあります。


得意技・逆ギレ。


ただでさえする必要の無い不愉快な想いを雪だるま式に大きくするだけ。


理屈じゃないんです。


負けるが勝ちです、諦めましょう。


この理論、飲食店に限らずあらゆる業種のそれにけっこう当てはまります。


郊外に店舗を構えるナニガシ様でも、敷地外や公道、果てはガードレールだ電柱だと公共物に看板くくりつけてるようなそれは要注意。


こんなことできるってことはどうゆう倫理観で生きてる人達によって運営されているか?ちょっと考えてみる。


そういう視点と公式を参考に、皆様にあられましては快適で平和な生活を送られますよう、切に願います。


商売を戦いとすれば争いにもなり、生き方とすれば手も取り合える。それらしいこと言うてシメときます。

スローなブログにしてくれ

  • 2011.10.03 Monday
  • 18:00

 ウザイよ、俺。


やっぱりちょっと書き過ぎ。


ただでさえBarのそれとしちゃ随分と野暮なことしてるのに。


サヰキは行かなくてもホームページ眺めてれば事足りる、


とか思われても困ります。


てなわけでブログの更新頻度は落とします。


毎日律儀に深夜0時の時限式更新タイムにアクセスしていただいてた方には申し訳ないが。



違うぞ?


飽きたとか、


面倒だとか、

悪い病気がまた始まったとか、


そんなことは無いぞ?


端からこの程度ストックが溜まればペースダウンしようと考えてたんだぞ?


言い訳じゃないからな。

全て順調さ。



しかしまぁ、普通はネタに困って躓くんだろうが、

こう毎日毎日書ききれないほどに事件が起こる、

相変わらずのミラクル体質はなんとかならんもんかいな・・・。

大半はブログじゃ語れないことなのを差し引いても余りあるネタをどう消化しよう。

ネタ帳でもつけようかな。

それはバーテンダーのすることか?

ふーむ。

言い訳に御座います

  • 2011.10.05 Wednesday
  • 00:00

 あくまでもご存知ない方の知るきっかけになればとの大それた発想の元に書き綴っているBar道ですが、


いくら読んでもらわねば意味が無いからと言って、余りに端折り過ぎ、もしくは含みすぎではと些か不安でございます。


特にBarや酒に対して大変に造詣の深い方からすると、ともすれば物の判らぬ小僧めが自惚れて知った風なことを書いてる、


そのように見られても致し方ございません。


歴史考察などの点においては難解な専門用語や詳細な記録情報などを列挙したとて、


中々に近寄り難く、関心さえも抱いて貰えないのでは本末転倒と、特にこの度更新した「特徴1・2」などは、


自分で眺めても思わずツッコミを入れたくなる箇所に溢れた、


かなり強引にして乱暴な推論と印象優先の駄文であるとの自覚ゆえ、


かくも言い訳がましきこのようなブログを綴るに至ったわけですが、


これより後に語ります肝心要の日本におけるBarのあり方とそれに関係する影響、


ここに至るに必要なその伏線としての役割を最重要視している結果でございます。


真にお伝えしたい目的へ通じる今はまだ道半ばにありまして、


この過程に当たります途中の文章はあくまでもバイオハザード的に言うところのイージーモードのつもりで創作しておりますゆえ、


ナイフ縛りタイムアタックモード的考察や議論がお好みの方は、


私程度では役不足とは思いますのに加え、ご足労とは思いますが当店まで足を運んでいただきますれば、


いくらかはさらに濃密にしてプロらしい見解と会話にてお付き合いできるかと存じます。


また、更新を待ちわびておられる有難くも稀有なお客様各位にあられましては、


ご質問なり詳しい話につきまして、やはり会話のそれにて楽しんでいただければ幸いと存じます。


紛いなりにも当店Barでありホームページはオマケとして眺めていただきますよう謹んでお願い申し上げます。


他方、この店はさぞ気難しく堅いバーテンダーの立つような、それはそれは肩のこるBarではないかと、


少なからず当店に関しまして誤解を抱かれている方がおられましたら、ご安心くださいますよう切に願います。


「ウチはさ、言い意味でさ、適当にやってっから。」でございます。


どなた様もご理解の程よろしくお願い申し上げます。

ヴェリー・オールド・セント・ニック サマーライ

  • 2011.10.08 Saturday
  • 00:00

 「ヴェリー・オールド・セント・ニック  サマーライ」

無断転用 後日撮ります



とっても古くからウイスキーを造ってたニック爺さん、クリスマスには皆に振舞い酒で聖人キタ━(゚∀゚)━!!が名前の由来だそうです。


ラインナップの豊富な銘柄で、今回ご紹介するのはライ麦主体のライウイスキーですが、トウモロコシ主体のバーボンの方が一般的に認知度高めです。


特に熟成年数違いのバーボンのそれは、一部ラベルが「おそ松くん」並に似通っており、なかなか見分けがつかない物もあるのでご注意ください。


「サマーライ」とは春に収穫したライ麦を夏に蒸留したことを意味し、これと対を成すボトル「ウインターライ」は冬に蒸留しているとのこと。


収穫したライ麦を貯蔵することで得られる明確な効果の違い、というのは確証をもってご説明できるほど把握しておりませんが、


味わいは勿論、度数だけ見てもサマーは40度、ウインターは50度と、全く異なる代物です。


紆余曲折と試行錯誤、と言うほど大袈裟でもありませんが、


かれこれ5年ほど前から私のカクテルベースライウイスキーはこれで固定しております。


問題はその入手法。


ネルソン郡バーズタウンを代表する大手蒸留業者ヘヴン・ヒル社の原酒を、


ウィレット蒸溜所のわずか3人の職人が熟成・瓶詰し、年2回のみ出荷されるプレミアムウイスキー、


という売り文句が業界で有名ですが、そんなに特別希少というわけではなく、だいたい普通に手に入ります。


しかし、そもそも広島という地方都市では需要がそれほど高くなく、取扱店そのものがまず希少。


資本主義経済の自由競争市場で需要の無い土地にあっては当然のごとく供給も滞るわけでして、


大都市圏のバーテンダー様には「?」でしょうが、あるのでございます、酒の流通格差。


その地域のBarの水準が推して測れ・・もごもご・・・。


そう言えば私が最初にこれを購入し、以降定期的に仕入れさせていただいている酒屋さんでも、


初っ端はお願いし入荷してもらった記憶があります。


で、本日、店のボトルも残りわずかとなりまして、なんら特別なことではなくルーチン通りに買出しへ行ったわけですが、


在庫がございません、と。


「誰だ?!こんなマニアック商品を買い漁ったのは?!」


「オレだ!」


なぜか「マンハッタン」と「ハンター」がプチブーム、8席しかない当店でここ2ヶ月足らずの間に3本これを消費。


さぁ、困りました。


今日という日が三連休の前夜で、問屋に在庫があったにしてもお願いして届けてもらうのに早くても休み明けまで4日間。


それまでライウイスキーベースのカクテルはございません、というわけにもいきません。


仕方なく酒屋を探し歩くこと4軒。


ウインターライを2本ほど見かけましたがサマーは無い。


日頃から先読みしてネット購入でもしていれば良いのでしょうが、


スタンダードなレギュラー商品扱いをしておりますゆえヘタにコストや手間を掛けたくない。


だいたいそうまでしなければ手に入らないような酒でもなかろうに。


いえ、その、軽んじて許されるボトルなんて一本もありはしないですよ、もちろん、ただそういう意味じゃなくて、


と言うか、そんなに無いか?なぜ無いか?ここまで無くなくてもよくないか?なく Say!Yeah!か?


こういう時、都会でBarをされてる方々が本当に羨ましく思います。


これだけインフォメーションテクノロジーが発展しても実にアナログなところで躓く始末。


諦めかけて最後にと覗いた店の近くの小さな酒屋で1本発見。


「あぁ、青い鳥はこんなところに居たんだね、これで幸せになれるんだね。」


「いいえ、ここに至るまでの道のりこそがアナタにとってかけがえの無い宝なのですよ。」


などと言われても、素直に感心できないお年頃ですし、ひたすら無駄に時間を費やしただけですし。


バックバーに並ぶ酒の1本1本に、そのBar独自の語られぬ物語があったりなかったり、するのでございます。


 


 



 

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