再開予告
- 2012.10.01 Monday
- 01:00
それにしても「ウォッカ」ってジャンルほど背骨を失った酒は無いのではなかろうか?
とか言い出すと話が終わらないので今回そこは触れずに、
一部の方たちには涙モノ、とまではいかないまでも嬉し懐かしいコチラ、
「ペルツォフカ」
特定企業の商品名ではなく、唐辛子だ胡椒で風味を着けた「ペッパー・ウォッカ」の総称で、
いわゆる「フレーバード・ウォッカ」の仲間。
元祖はウクライナにしてその周辺で作られるこの種のボトルが総じて「ペルツォフカ」と呼ばれるのですが、
日本では写真のロシア製ボトルが特に有名かつ人気、
と言うか昔はこれ以外の「ペルツォフカ」を入手する方が困難でしたが、
2000年代初頭に製造元が税金問題でお上にドヤされたのをきっかけに惜しまれつつ終売。
この度めでたく復活いたしましたとさバンザイって話。
最近では多種多様な「ペッパー・ウォッカ」が入手可能だったのですが、
個人的にはどれもイマイチだった、と勝手を言うのも、
いい意味でですよ?
褒め言葉ですよ?
なにせコヤツの魅力はチープで駄菓子的な分かりやすい旨さだったので、
そこがまぁ好きだった経緯もありオジサンは嬉しいよ、と。
冷やしてそのままも良いですが、
定番カクテルとしてはこれのトマトジュース割り。
「ブラッディー・メアリー」の「ペッパー・ウォッカ」ヴァージョンで、
「クーチビハール」がお薦めです。
って、
これがですね、
「ウチのブラッディー・メアリーはペッパー・ウォッカ使用のオリジナルです」
なんてアピールしてはる店が多いようで、
確かにマニアックなカクテルかもしれないにしてもだがしかし、
世間様に発信しようってんならせめてそれなりに調べてからにしませんか?と。
分厚い・重い・2000種超の圧倒的物量でお馴染みの某メジャーカクテルブックにだって載ってるわけだから、
ベースありきで思いついたにしても、せめて逆引きしてれば類似カクテルの有無ぐらい分かるでしょうに?
そう言えば例のウンチク漫画でも「ペッパー・ウォッカにクラマト使用」で、
「クーチビハール」どころか「シーザー」も無視しといて「究極のブラッディー・メアリー」なんてドヤ顔話もあったりしたもんだから、
そのあたりに影響されたのかな?とか考えるも、
なにしろ「クーチビハール」に関する情報なんてもの自体が限りなく0に近く、
それは無理からぬ話なのかな?なんて。
実際これの名前やレシピまでならウェブでも転がっているけど詳細について語ってる人はほぼ皆無だからとかなんとか、
と、
ここまで前フリをしておいて今回は解説とか書かないで終了してみたり。
スキル「もったいぶる」が発動。
やだぁ斬ー新ー♪
秋だからね、
メランコリーなのさ。
やだぁアーンニューイ♪