感性に自信が無い。
- 2013.05.01 Wednesday
- 01:58
食べ物の、それも写真だけ見て声を出してしまったのは久しぶり。
〜ニュースより抜粋〜
1886年創業のフランスの老舗『フォション』が、歌舞伎座タワー地下2階にある木挽町広場で、期間限定発売中のキュートなエクレアに注目が集まっている。
キュ、
キュート・・・。
俺「ヒャッハー!コイツ!熟れてやがるぜぇ!」
俺「甘い匂いさせやがって、誘ってんのかぁ?!」
俺「連れてこられたばかりの頃には青臭い未成熟果実ですってツラしてたヤツがよぉ?」
俺「今じゃすっかり完熟果実ってかぁ?」
俺「そ、そんなこと・・・。」
俺「口じゃぁ何と言おうが湿度と温度をきっちり管理されちゃぁ追熟せずにはいられないようだなぁっ!」
俺「ちっ、違う!」
俺「ウルセー!テメーは骨の髄からクリマクテリック果実なんだよぉ!」
俺「!?」
俺「とんだ南国フルーツだぜぇー!」
俺「わ、私をどうする気・・・?」
俺「これからオマエを適当な大きさにカットしてから冷凍庫にブチ込んでやるのさぁ!」
俺「!?」
俺「そして、ご注文いただきましたら生クリームとリキュールと一緒に引っ掻き回してぇ・・・。」
俺「ま、まさか!?」
俺「そうさ!美味しいスムージー・カクテルにしてやるのさー!」
俺「ヤメテー!私の旨味を充分に引き出して美味しいスムージー・カクテルにするのはヤメテー!」
俺「ヒャハハハハハハハハ!!本当は嬉しいんだろう?オイ?ヒャハハハハハハハハ!」
俺「酒と生クリームと一緒にミキサーでかき混ぜられるのを想像して興奮してるんじゃないのかぁ?」
俺「う・・・・、ま、混ぜて・・・。」
俺「ああん?聞こえねぇなぁ?」
俺「混ぜてくださいっ!私を適当な大きさにカットして冷凍して酒と生クリームと一緒にしてミキサーで混ぜてくださいっ!」
俺「それでぇ〜?」
俺「スムージーに・・・、私をスムージーにしてくださいっ!」
俺「ヒャハハハハ!最初っからそうやって素直に言えばいいんだよぉー!」
俺「まずは丁寧にカットしてさしあげてやるぜー!」
そんな独り言を漏らしつつ仕込みに勤しんだ私は大丈夫まだ戦える。
数量限定売り切れ御免「マンゴーのスムージー・カクテル」アゲイン。
黄金週間のあまりの青銅っぷりに抱きしめた心の小宇宙が迷子になってしまい、
着地点も見定めぬまま迷走しっぱなしだったトップページをそろそろ通常運転に戻そうそうしよう。
しかしそもそもあるべき姿があらためましてわかりません。
「となりの関くん」っぽいと言われ単行本読んでみました。
なるほどです否定はしない。
「Q」を見直すこと三度なれどやっぱり意味がわからない。
「進撃の巨人」に喰いついてます。
いい歳なんだよな実際。
いいんだろうか?色々と。
あらためまして「スムージ」。
元来、凍らせた果実や野菜をミキサーで攪拌して作る、
「飲む」よりも「食べる」に近い調理技法。
何しろ凍らせた材料そのままを主体としているので、
素材の栄養や個性をまるっといただけるのが特徴。
当然、そこを活かしてなんぼなため、攪拌し易いようにだの味の調整だののために、
副材料を用いるにしても最小限にとどめるべき。
アメリカ誕生説が有力で「滑らかな」を意味するsmooth(スムーズ)が語源なのも考慮すれば、
それは滑らかに仕上げて然るべき。
スローフードの権威「ヴィクトリア・ブーテンコ」さんや、
クラムボンの笑い声みたいな名前の姉妹ユニット「シャリマ・ドゥ・ラ・テフテフ」の影響で、
「ヘルシーでなんだかとっても女子力アップに良さそうなモノ」といったイメージも強いのでしょう?きっと。
が、
しかし、
お決まりのごとく水が低きに流れた結果、
面倒だしさ、必ずしも素材を凍らせなくて良くね?
コスト掛かるし、カサも増すから副材料を主材料より多く入れても良くね?
味はほら、シロップとかなんとかで。
ヨーグルトとか使っときゃ健康的とか思うっしょ?
会議室でお弁当たべてもイイじゃん?
とかなんとかありまして、
今じゃすっかり「シェーク」とか「シェーキ」のオサレ語みたいになってしまって、
ヘタすりゃヨーグルトを使わなきゃ「スムージー」じゃない!みたいな。
何が何だかワカラナイヨ?な状況に。
最新事情では、凍らせたフルーツのみを使用して作る「ヨナナス」なんて新人さんも出現したりしてますが、
混ぜ物一切無しがウリのこれも、「ヨナナス・カクテル」とか言って台無しにされる日も近いのだろうな、きっと。
だからそれは混ぜ物するなら「スムージー」でいいじゃないか?とか言っても「新しい」ってところが価値なんでしょ?
中身よりもさ。
ザックリ冷たい系をまとめつつ終わっときませう。
「シェーク」=飲むアイス。ほぼ専用マッシーンで作られる。色々味付けて楽しめばいいじゃん。
「フラッペ」=いわゆる「かき氷」。シロップかけても酒かけても良し。
「シャーベット」=訳せば「氷菓」。だから基本は味付け、もしくは味のあるものそれ自体を凍らせたヤツ。
「フローズン」=氷と材料を一緒に混ぜ砕いていただく液体以上固形未満ぐらいの冷たいの。
「スムージー」凍らせた果実や野菜を攪拌してペロリ。副材料を用いても可、なれど分量はわきまえて。
「ヨナナス」=今のところ凍らせた果実・野菜など素材のみを専用機械で潰したヒンヤリ滑らか新食感、ってことになってるけど、この食感ってちゃんと作ったスムージーと一緒じゃね?滑らか言っちゃってるし。
画期的で斬新ってそうは生まれないから価値があるんだけど、
なんせ「新しい」ってのは知識を必要とせず、それだけで、
まるでモノの価値を見抜いたような、目利きした気になれるもんだから、需要は高いですわな。
そこ、つけこまれて踊らされないように気を付けたいものだけど、
好きで踊ってる人もいるからなぁ。
あたしゃコッチで踊る君を見てる…
君だけを見ている…
私は橋に詳しいわけではないし、建設はもちろん専門家の方々が行っているのだろうから、
これがきっと正しい手順ではあるのだろうけれども。
どうだろう。
まだ橋として全てが繋がっていないうちに現れたアーチの取ってつけた感。
「ちょwwwアーチのパーツ届いちゃったwwww」
「うはwwwキタコレwwwえ?ww見たくね?wwwどんなんか見たくね?www先に付けとく?wwww」
みたいなやり取りを想像せずにはいられない。
だったら怒られたりするのだろうな、やっぱり。
「ちょwww誰だよwww?先にアーチ付けたのwww?コレ最後だろぉwww?まず橋をつなげろよwww!」
「サーセンwww」
みたいな。
あるいは最初から順当にこなしてきた夏休みの宿題帳を、
気分転換目的でちょっと終盤のページ、先にやっつけてみようか?みたいなノリなのだろうか?
もしくは倦怠期のカップル的な?
「もぅ、毎日橋ゲタ工事ばっかでつまんなーい。」
「ゴメンゴメン、じゃ、今日はさ、アーチ付けよっか?ね?」とか。
いずれにせよ違和感しか無い謎過ぎる不思議建造物が川に浮いている。
まだしばらくは目が離せない。