俺にカレーを食わせろぉー♪
俺はいつでも産地にこだわぁるぜぇー♪
というわけで引き続きましてもnatural high and torip!
お薬の時間です。
高知「カツオ人間カレー」
その筋に明るい方にはお馴染みの「カツオ人間」。
どの角度から見ても「ゆるキャラ」でありながら他とは一線を介した「非ゆるキャラ」を自称する高知県のマスコットキャラクターで人気もあるようですが、
あくまでも個人の感想として率直なところを申し上げますれば、
どうも鼻につくのです、なんか。
そもそもが明確な営利目的をして一般企業様から生み出された存在ですし、
そういう意味では成功しているのでしょうけれども、
ネーミングといい、ぶつ切り頭の後頭部が骨と肉が丸見えの「キモキャラ」主張のデザインといい、
あえてゆるキャラのコンテストの類には出場しないスタンスも、
活動の場をSNSを中心とするのは良しとしても、何気に一々投稿される写真がプロカメラマンの手によるものだったりするところなんかが、
「どうだ!他とは違うだろ?特別だろ?」と、
たかがゆるキャラ「なのに」このクオリティー、
というよりも、
所詮ゆるキャラの「くせに」と思えてしまって、
狙い過ぎ、というか、
うーん、あざとい。
「だからゆるキャラじゃないんだよ!」って言われても、そこはちゃっかりガッツリ「乗っかって」はりますやん?ねぇ?
して、カレーのほうですが、
美味しいです。
魚介の風味を殺すことなく臭みを一切出さずに仕上げられたルーは、差し詰め蕎麦屋の出汁が効いた和風カレーといった様相。
が、しかし、
これもまた仕上げられたと言うよりも、どこか手堅く置きに来た、といった印象が強いのは、
先の私の先入観によるものなのでしょうねゴメンナサイ。
地方の大人達が寄ってたかって良かれと思い、頑張って作ってみたキャラクターだけど蓋をしても滲み出てしまう「ゆるさ」を愛でて、みうらじゅんがこれを「ゆるキャラ」と称し早十数年。
その魅力を例えるならば、子供が一生懸命書いた絵の中にある、「上手さ」よりも「らしさ」。
大人が「それっぽく」書いた「子供風」の絵、ではねぇ・・・。
「ご当地カレー」もそれは然りで、あくまでも求めるところは・・・、
とか思いました。
大分「湯布院・地鶏カレー」
湯布院で思い出すのは、あれはそう、今からもう二十年も前の・・・うっ・・・うわーーーー!!うわわわわぁーーーーー!!!
と、ロクでもないフラッシュバッが脳天に突き刺さるような過去しか入っていない記憶の箱は封印したままにしておくとして、
「河野竹彦さん」が育てた「地鶏」を使ったカレーだそうですが、せめて顔写真なり飼育場の風景でも記載されていればそれなりのイメージもできそうなものを、
手掛かりが一切ないので、とりあえず「誰?」としか。
一説には世に蔓延る地鶏と称した鶏肉の内の実に半数以上が、これに満たない水準以下の代物だとも噂されている現状ならば過度の期待は端から禁物と分かった上で、
よしんば該当商品に使用されているのが本物の地鶏であったにせよ、はたしてレトルトのカレーの中にあってその良さを発揮できるものなのかと一応に考えを巡らせてみたことがほとほとバカらしくなったのはパッケージにこんな文字を見つけてしまったから。
「地鶏10パーセント使用」
逆に残りの(残り?)90パーセントのほうが気になってしかたがないけど、ふむ、とりあえず「「河野竹彦さん」は正直者らしい。
いや、待てよ?
あえて10パーセントと書いてあるのだから地鶏を使っていなくはないのだろう、
と思わせておいて、
実はそれこそがデコイで、地鶏なんて全く使用していないという手も・・・。
あるいは使用していたにせよ10パーセントに満たない程度とか・・・?
我ながらイヤな大人になったものだと呆れつつ、
ここは一つ「河野竹彦さん」を信じていざ実食、
してみたら、かろうじて具材の肉は鶏だけど、普通にビーフの風味も活きたありがちなレトルトっぽい仕上がりで、
もはやチキンカレーの体すら成してない、っていう。
これこそが偽りなき地鶏成分10パーセント配合のカレーだと言われれば納得せざるをえない出来だからしてお見事と称えておくべき?なの?かな?
振り返ったとて奴もいなければ湯布院らしさなど皆無とあっては、もう少し地に足の着いたコンセプト固めが望まれます。
地鶏だけに(ドヤァ)
自己満足で終わっていては地鶏と言うより自撮りだね(ドヤヤァ)
今から一緒に これから一緒に 殴りに行こうか?(YAH YAH YAH)
まずはごちそうさまでした、ありがとうございます、
なのですが、
いかんせん私の完治に至るまでにはもうしばらくの継続的なスパイス投与による気長な治療が必要なのですけれども心配なんていらない理由は近日の内に。
医者にカレーを止められやしないだろうか?
むしろそっちのほうが不安。