カード払い

  • 2016.11.01 Tuesday
  • 00:05

 

クレジットカードのシステムを理解されている方には説明する必要も無い話しですし、

 

そもそも当店はカードの取り扱いがございませんので、なにも語る必要性はないのですが、

 

まぁ、ちょいと聞かれたのと、特にBarがらみで余計なところを知っておきたい方はどうぞ、の巻。

 

 

まずこれが一個人の意見でない参考として、漫画「バーテンダー」の6巻に収録されている第45話のワンシーン。

 

Bar慣れしたヤリ手広告マンの上司が「Barにおける客の心がけ」のようなものを部下に対して語る中に、

 

「5000円以下の支払いでカードなんか使うな」というセリフがあるぐらい、

 

たとえカードの使用が可能な店であっても、ことBarにおいては支払いにカードを使うのは野暮だとする風潮が昔からあります。

 

あくまでも「飲み方」としてにこだわれば、それは「粋」ではないから。

 

言わずもがな、クレジットカードは魔法の便利アイテムなんかじゃありません。

 

「利用する側」の得を支えているのは「利用される側」の損。

 

現金を用意する手間の省力はともかくも、

 

付随するポイント等、様々な特典を誰が負担しているのかと言えば、巡り巡ってそのカードを利用してもらう側の各店舗。

 

見返りは唯一、カード使用を可とすることで伸びるかもしれない集客だとしても、

 

差し引きで恩恵がプラスに転じるなんてのは大規模・大資本の大手様か、あるいは個人店でも端から利益を上乗せ、

 

平たく言えばボッてる店じゃなきゃ、ご利用いただく度に徴収される平均5%と安くない手数料と、

 

店が実際にその売上を手にするまで、なんやかんやで一ヵ月かかる、なんて条件が痛くないわけがない。

 

だから、

 

つまり、

 

まったくもってそんな気がなくても、Barでカード払いをするということはすなわち、

 

「値切った」上に「ツケ」で飲む、に等しい行動なのです。

 

カードってシステムは否定しない。

 

あるんだもん利用すればいい。

 

お買い物に、旅行にも便利よね?

 

ただスマートな飲み手として振る舞うならば、ウソでも「マケて」もらって「ツケ」といてなんて、コレってどうよ?と。

 

カッコつけてナンボのBarだからこそのこだわりというか、ね。

 

そういうことなんです。

 

んなこと知ってる人も言う人も少なくなった今時ならば、さほど気にすることのない話しなんですがねぇ。

 

それとして、当店ではカードの取り扱いが無い理由、これももはや説明は不要でしょうが、

 

ヒマなくせにチャージも無くて個々の値付けは薄利の設定を、立ち漕ぎの自転車操業でゼーゼー言いながら回している当店なんかがカードなんて導入した日には女子高生のニキビより早く、そして簡単に店が潰れちゃうもん。

 

いや、中には身を挺してでもお客様の利便性を追求し、震えるヒザをカウンターで隠しながらカードの支払いを可能としている気の毒なまでに献身的な店が絶対に無いとは言い切れないけど、

 

だいたいただのドンブリ勘定で考えなしの導入、ってオチしか見たことないんだよなぁ、個人的には。

 

ボッタクリとまでは言わないまでもマイルドに高めが平常運転なら「まぁカードぐらいは置いとかなきゃ」ってフワッと判断できちゃうみたいな。

 

それならそれでお客さんからすると損はないのだから、まぁいいか。

 

ただね、おのずと仕事の内容がね、とかいう問題はさて置いての話しだけど。

 

で、中にはカードの利用が可能とあっても、

 

その場合は別途使用料をいただくだとか、

 

あるいは金額に制限をもって、最低でもいくらから、なんてマイルールを決めているお店が少なくないのが現実で、

 

いざ会計の時にトラブルが生じるケースがBarに限らずあるようですが、

 

それらは全て違反行為。

 

店がダメ。

 

店が野暮。

 

カード会社との契約の中に、使用に関する独自の条件付け等は必ず禁止事項として盛り込まれているはずです。

 

得することはあっても損することなどあってはならないはずのカード利用者からすれば土壇場になってお約束を反故にされる裏切り行為。

 

使えるとしたならば素直に使える、「でも」とか「けど」とか言うなら最初から導入しない、というのが筋道ってもんですからしてウチはもうきっぱり使えないわけですけれども、

 

だが、

 

しかし、

 

実際、かのようなケースに遭遇したとて、お気が済むならゴネるだけゴネてもらって結構ですが、結果的には不毛な時間を過ごした上に泣き寝入りするより他が無い、ってのが現実。

 

せいぜいその店のモラルのほどを計るモノサシを手に入れた、と今後に生かしてくださいませ。

 

ついでの話し。

 

これがもし風俗店(ストレートにいやらしい意味の)の場合ならば、カードの利用には指名料並か、あるいはそれ以上の手数料がかかって当然というのが半ば常識ですからして、文句を言ってるアナタのほうが悪いのです。

 

いや、それに限らずあるからね?カードを使うなら手数料を取られて当たり前だし、そこをとやかく言うのが逆に野暮、みたいにされちゃう店が夜の街には。

 

とか余計な事を書いて終わっときます。

 

間違ってるさ。

 

間違ってるけど、その歪んだ在り方こそを正常とする、理由も理屈も通じない、場所が、人が、片隅に転がっていたりするのが世界だよ。

 

怖いね。

 

一人脳内レク(チャー)

  • 2016.11.07 Monday
  • 01:10

 

あれ?

 

そういや今年って休んだっけ?

 

最後に休んだ記憶は、あれは確か、昨年の九月・・・?

 

いいえ、そもそも休みって・・・。

 

こんばんは、円環の理に導かれて休日という概念そのものが存在しない世界に生きる魔法少女☆サヰキです。

 

まーっ、とにかく近頃一般の方と申しますか、普通のお客様が来られない代わりに当店の営業時間中でも深いところで頻繁に同業関係の有識者が集っては開催されていた会議によりますると、これはまさにカ○プ「不」景気とも呼ぶべき事態は、んなもん地元球団が勝ったところで県民の所得が増加するワケじゃないなら算出された300億なんて経済効果が示すところってのは、要するに広く浅くだった消費が一極集中するだけのことだから関連しない・できない業種は割を食うってな寸法は当たり前の構図だから仕方がないよねぇー、となかなかに割り切って考えられるものでもないからこそ酒を飲み、励まし合っても心が寒いままなのは、だって普通に寒いしね?リアルに外気温的に寒いからね?朝の冷え込みハンパなくて毎度のことながらにこの時期は「あぁマジかぁ、これからこの寒い空気にさらされながらの通勤が始まるのかぁ」といった不安感に襲われるのは朝からお勤めの皆様にとっても共通の憂鬱ではあるのでしょうけれども、諸々色々愚痴っててもしょうがないから気持ちだけでも前向きに、リアルに邪魔で来店以前にその他の方々のお出かけ意欲を妨げていた毎週末の人の壁が撤去されるだけでも良しとしよう、つーかなんで飲むわけでもない連中が夜の繁華街に繰り出してきて、ご丁寧に路上で、人様の店の前で、「野球勝ったバンザイ!」とか騒ぎ散らかしあげてたの?あれ意味不明過ぎたんだけども?警察もどうして交通規制までして流川界隈に隔離するかのような誘導をした?本通りか中央通りをホコ天で良くね?本気でただの営業妨害だったんだが?とか言いながら近頃の私がナニをDoして過ごしてたって、相も変わらずデジタルデータなのにノイズが入って終いには擦り切れちゃって見れなくなるんじゃない?って勢いでギャルがパチスロを打ってるだけの動画にこびりついてたら一緒に出演していたオジサンがオモシロイなぁーと興味が沸いて、そこから器用で奇妙な角度の路線変更をして気がつくとオッサンがスロット打ってるネット番組を眺めては癒されているという整地されてないどころか液状化も疑わしい思いもよらない着地点に立っていたもなにも、いい加減リーチ目だの専門用語だのを覚えてしまって、オレさぁ、だからさぁ、スロットやらないのに、またこんな使えない無駄知識で脳内メモリー圧迫しちゃってどうしよう?とかなんとか、

 

ていうただのボヤキです。

 

なにか、ここのところちょっと、心のスタンスがダークサイド寄りでよろしくありません。

 

よろしくありませんから今週を振り返って一番良かった出来事を思い出し、平常心を取り戻したい気がします。

 

個体値100・技ガチャビンゴのカメックス、ゲットだぜ!

 

 

いいんです。

 

ウチでポケGOやってる人なんてほぼ皆無ですからして何一つ伝わらないでしょうがいいんです。

 

これは、けっこうアレなヤツなんです。

 

以上、

 

先日「マスター」と呼ばれて「え?ポケモンするんですか?」とガチで聞いてしまったダメな私の日記を終わります。

 

奮励努力

  • 2016.11.16 Wednesday
  • 01:22

 

どうにか首の皮一枚つなげてナニかの呪いのようだった十月を乗り切り、今月もまた深い闇の中をさ迷い中、

 

って首の皮一枚じゃほぼほぼ斬られてね?助かってねんじゃね?ってのは、この表現が昔の切腹の際の介錯に端を発する言葉であって、いかに処刑とはいえ首をバッサリ切断して地面に転がすことは人としての尊厳すらも踏みにじる行為であるとされていた時代に武士の情け的処置として処刑者が職人スキルをフルに発動させハモの骨切りよろしく首の皮一枚を残して斬首し、せめてものところを守ってあげたことに由来しているならば、あくまでもなんとかなったのは「せめてもの」の部分だけだからして、その、まぁ、死んじゃってはいるんだなぁ、これが、とかなんとか妙にダークでいまいちリアクションし難いウンチク話から始めてみました、

 

こんばんは、

 

先日、当店唯一のポケGOガチ勢さんから石巻へ誘われるも、そんなのホイホイ行けるわけもなく、送られてきた現地の写真を見て血の涙を流していた私を慰めてくれたのは、ようやく更新された「ぶらスロ」最新回のゆまちさんだったなら、

 

世界のあらゆる事なんて、ポケモンとギャル以外、今はもう、割と本気でどうでもいい男、サヰキです。

 

催促されて始め(させられ)たLINEにある「友だち」って文字を見る度に、なんだか心がすり減っていきます。

 

よろしくない。

 

このままではよろしくないし、

 

この前「あまりブログ更新されませんね?」とか言われましたのでもう少し頑張ろうとか思いましたが近況がこんなんでしたから、まずはどうでもいい話しからでした。

 

泣き言ではないですが、たぶんおそらく今の今が、なんというか、精神的に、それはもちろん肉体的にも密接に関係して、長いサイクルの中にあっても少し深めの溝?

 

転換期?

 

そんな気がします。

 

歳?ってやつ?

 

よーし、だったら認めないっ!

 

ハイ、気のせいーっ!

 

オレの勝ちーっ!

 

イヤッフーッ♪

 

病は気から。

 

Dry Dry 理屈じゃない

  • 2016.11.17 Thursday
  • 21:43

 

「ドライなカクテルをください」

 

よくあるオーダーである。

 

かのような注文を頂戴してはもちろんそつなく、簡単な質疑応答を経由しながら好みを探りつつ、最適という意味合いにおいての適当な、それなりのカクテルをご提供するべくしてスマートに、迅速かつ丁寧な進行を意識しているのだけれどもだがしかし、

 

正直を言うと私、バーテンダーなる職にありながら、この「ドライ」なる言葉が意味するところに疑問しかないならばその表現自体に全くもってしっくりきていないため、いつも密かに心の中では足がもつれて躓くを繰り返している。

 

「ドライ」とは一体なんなのか?

 

確かに酒類の中には「ドライ」と付くもの、例えば「ドライ・ジン」に「ドライ・ベルモット」、あるいは「ドライ・シェリー」などなど、名称にその語を含んだボトルは数々あるが、

 

それらはいずれも「基本となる存在」、もしくは「対となる別テイスト」が在りきの話しであって、

 

言わば相対的な表現として用いられているジャンルを指した言葉に過ぎないなら、

 

日本語に訳して言われるところの「辛口」などでは決してないのだ。

 

「甘さ控えめ」か、せいぜい「スッキリ」といったところか?

 

いやさそもそも酒に「辛口」という表現、これがもうますますもって納得できていない。

 

日本酒のように酸度と日本酒度のバランスから分類し、記号として用いられる「辛口」ならともかく(いや、これだってあたかも味わいそのもののごとく、まんま感想として使用している人は多いのだけれども)、

 

唐辛子などを漬け込んだペパー・ウォッカの類を除けば、はたして酒に辛味など存在し得るのだろうか?

 

これはアルコールに対する経験と耐久が長けた方ほど賛同していただけるだろうが、

 

それが酒である以上、含まれるアルコール、それ自体が旨味、あるいは甘味であるならば、辛いという表現は出てこないように思うのだがこれいかに?

 

と、思い返せば「ドライ」なる表現を多用される方の多くがアルコールに対して慣れていない人、

 

アルコールが「濃い」=「キツイ」=「辛い」とされている例が多いような気もする。

 

そうなると、真の「ドライ」が意味するところ、特にカクテルについてだが、

 

甘味を抑えた仕上がりはもちろんのこととしながら、他に一体なにを、どこを目指すべきなのかを模索していたところ、面白いものを発見した。

 

1972年に翻訳版が発表されたキングスレー・エイミス著「酒について」内でドライ・マティーニについて語られた中にこんな文言がある。

 

「冷やして飲む酒は、できるだけ冷やして出すことのほうが、できるだけ濃くして出すことよりも大切である」

 

実際の作成行程を紹介した文章の中には氷が解けて少々水っぽくなろうがとにかく冷やさなければ「ドライ」にあらずといった様子の描写もあり、

 

これに触れて私の悩みは一気に氷解した。

 

なるほど「温度」ね、と。

 

それはもうオマエのイメージの問題だろう?と言われればまったくもってその通りなのだが、

 

味を言うならば「クリア」か「シャープ」。

 

シンプルな構成にして雑味を抑えたところに甘さも控えめにした「さっぱり」「スッキリ」で、

 

そこに乾いた氷のごとくの冷たさを合わせた、これを「ドライ」と意識したほうがイメージはしやすいのではないだろうか?

 

甘くないことが安易に辛いでは短絡的であるし、元より酒を辛いとする表現自体が相応しくもないならば、

 

「冷たくキリッとした」=「ドライ」のほうがニュアンスとしてよっぽどすんなり入ってくる。

 

とまぁ一人で納得しながら色々を申しましたが以上は手前が頭の中でグリグリ思考している勝手でござんすので、

 

皆様にあられましては気軽に「ドライなやつぅ」とご注文いただければ良きところをご用意いたしたく存じます。

 

そこいらは会話をヒントにフィーリングで拾いやすんで。

 

そう、

 

フィーリングって大事。

 

Feelin' Goodです。

 

今 本気で Shake it's

 

みんな Wanna be HAPPY

 

やられた。

  • 2016.11.25 Friday
  • 20:37

 

前回からのブログの続きを書こう書こうとは思いつつ、けたたましい勢いでヤル気が起きずにいたところ少し元気を頂きましてありがとうございます。

 

ここまで清々しいほどにあからさまなおっさんホイホイならば甘んじてハマっておかねばむしろ恥。

 

「もう一回見る」を連打する私の指は、もう誰にも止められない。

 

 

 

 

何がスゴイって、私が幼少の頃に聴いていたまんま、今だ変わらない「のこいのこ」様の歌声ですよ。

 

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