本日5日はこれにて閉店で申し訳。
- 2017.01.05 Thursday
- 22:45
明日には元気。
「あの・・・チケットがあるんでよかったら一緒に・・・」
というお誘いならばベタなアプローチだけど、
一枚だけ渡されて「行ってこい」ってのは、中々どうして斬新よね。
というわけで、お歳暮(?)に頂いたチケットでNTTクレドホールにて開催中の「大ゴジラ特撮王国 HIROSHIMA」へ。
いや、しかし、
そりゃまぁ確かに昨年はシン・ゴジラにもどっぷりハマり、
それでなくとも好みのジャンル。
なにより頂戴できるのであれば、ありがたいのは山々ですけれども、
企画の、主旨と言うか、方向性と言うか、
こういう催し物て、
ねぇ?
アレでしょ?
冬休みに当て込んだイベントはファミリー層やらライト層がターゲットのゆるい興行系だとすると、
アレ見ても「ゴジラだー!」コレ見ても「ゴジラだー!」言うてるような、歴代ゴジラの頭部造形で作品の判別をする基礎学力すら身についていない、まったく親からどういう教育を受けてるんだか?なお子様がはしゃいでいたりだとか、
ネタで来場したついでに一応自撮りした写真をオサレ加工してツイッターかインスタグラムあたりにアップしといて「なぜかゴジラと(笑)」とか「ブスで困るー(泣)」とかほざいてるような女子が沸いてたりだとか、
そういうのじゃないの?
大丈夫?
遊びじゃないんだぞ?
こちとら年末からの体調不良を引きずったまま、わざわざ来場してんだし、
「そういうのいらないから」ってスタンスの、陰気だけど本気、キャリアの長さと比較したっていささか不可解なドン引きレベルの知識量に恐れおののけ、な闇の住人たるこの私をはたしてどれだけ満足させてくれるのでしょかね?
と。
まぁまぁ、
とりあえず、
は、
ジーオーラーマーーーーっ!!!
着ぐるみーーーっ!!!
迫力ーーーーっ!!!
めっちゃシン・ゴジラっ!!!
これめっちゃシン・ゴジラっ!!!
メカゴジラキターーーーーーーーっ!!!
オキシジェン・デストロイヤーのレプリカもあるよーーー!!!
なんで撮影禁止なんだよーーーーっ!?
貴重な昭和の資料系だけなんで撮影禁止なんだよーーーーっ!?
いけずぅーーーー!!
いやーーーーん!!!
あはーーーーん!!!
と、
ひとしきりはしゃいで存分に楽しんで来たからにはどうやらテメー元気だろう?
はい、おかげさまで。
そうそう、
お土産も買ってきましたよ。
自分に。
アスピリンを軽く嚙めばいつもよりもワイセツになっていた程度のこの私が、
あまりにも連続した薬物投与にマヒしてしまったのか、
恋のマジック・ポーション最後の切り札ナンバー9でさえも効かない状態に陥ってしまったからには、
キヨーレオピンとタウリンと葛根湯とマカのコンボを試してみたところ、
完治を飛び越えてメーターは振り切れ、
気が付けばブログも更新せずに持て余してなお溢れ出るリビドーを何にぶつけていたかと申しますれば、
しばらく消化しきれていなかった映画・ドラマ、小説にゲームに漫画に年越し番組やら動画やら、
勝手に宿題にしていた諸々って言ったって、
こんな物量、強要されたらただの拷問じゃないですか?って数を死に物狂いで消化して過ごしていたおかげで、
ようやくなんとか2017年を迎えられた気、は正直まだしないのだけれども、
いったん落ち着こう、オレ。
しかしてそれなりの数をこなしたわりには不毛な暇つぶしに終始してしまった感は否めないながらも、
しかしてそれなりの収穫もあったわけで、
一つだけ言える確かなことは、
そう、
「メアリー・エリザベス・ウインステッド」はカワイイ。
じゃなくて、
ヘタに心配をかけるようなブログを書いてしまったせいで、体調を気遣うお言葉をいただくことも多く、
至極恐縮の限りでございましたが、
私はとっくに元気です。
どのぐらい元気って先日の大雪の中、二日にわたって徒歩で帰宅(15km)できるほどの体力を有しているならばこれを元気と呼ばずしてなんと言うのでしょうか?ってそれは逆に、別の意味で病んでんじゃね?って言われちゃったけど気にしないの。
そんなこんなでブログの更新も滞りがちだったのは体調不良などではなく、遊んでいたからなの。
全力で。
ごめんね。
それにしても忙しいのです。
もう一回「10クローバーフィールド・レーン」観なきゃだし。(三回目)
あと先日から「スターウォーズ フォース・アリーナ」も始めちゃったもので。
いやぁ、もう、銀河の平和まで担っちゃって大変なんスよ。(主な使用キャラはダース・ベイダー)
こんなんでいいのかな?
時々考えるけど、ともかくもできることを一つずつ、精一杯。
今、ここで。
最近の好きな言葉は「Right Now,Right Here」です。(@ウォーキングデッド)
まずは、
そうだな、
年末にショートヘアにしてくれて、それは感謝しかない「ゆまち」の動画が更新されてないかチェックしてみよう。
お客様からこんな相談、ってほどじゃないけれども話を聞きました。
「とある店のメニューにハイボールってあったから注文したらバーボンのソーダ割りが出てきたんだよ」と。
これはアリ?ナシ?
正解はナシ。
「ハイボール」とはスコッチ系ウイスキーのソーダ割り、「スコッチ&ソーダ」のことであり、
ベースがバーボンの場合はまんま「バーボン(&)ソーダ」と呼称します。
とは言え今時の諸事情を鑑みれば、
「ハイボール」と注文するとバーテンダーが「銘柄のご指定は?」とか「スコッチになさいますか?それともバーボン?」などと聞いてくれることもあるでしょうが、それはあくまでも良心。
ややこしいことを言いますが、「ハイボールをバーボンで」とお客様が言うのはいいでしょう。
「バーボンのハイボール」と注文するのも可。
そもそもを言えば世界的には「ハイボール」なるは「カクテル」というより飲み方の総称であるからして、
何かしらをソーダに限らず炭酸系で割っておけば良いのですから、
「スコッチ」(主にブレンデット)タイプなら「ジャパニーズ」を使用しても、なんなら「アイリッシュ」でも良しとして、
も、
ただ、
ここは日本ですし、それなりの紆余曲折を経由して出来上がったルールがあるわけですし、
を踏まえて言えば、
店側が、言わば勝手に「バーボン」をベースにチョイスして「ソーダ」で割って「はい、ハイボール」と、
これはいただけない。
ついでに言っておくとカクテルのレシピにただ「ウイスキー」とあった場合、これはブレンデットタイプの「スコッチ」を指しており、カテゴリーとしては同様であっても、その他ジャンルとなる「ライ」とか「バーボン」を使用する場合は「別物」としてキッチリ記載されます。
だからして「ハイボール」たるや「ウイスキーのソーダ割り」ならば「バーボン」がベースはあり得ない、
はずなのですが、
まさに今現在、大手メーカー様が躍起になってキャンペーンされているおかげもあり、もはや「スコッチ」だろうが「バーボン」だろうが、
とにかくウイスキーをソーダで割っておけばそりゃ「ハイボール」なのだとなりつつあるのが現状。
しかして、そのメーカー様とやらは無知なのか?ウソを広めてるのか?と問われればさにあらず。
テキトーかましてるようでもそこはやっぱり大企業。
法的に詐欺とは言わないまでも、「バーボン・ソーダ」を「ハイボール」と販売しては非難されるやもしれぬのなら、逃げ道は確保しつつ「上手」をされています。
よーく見てみよう。
ね?
単なるソーダ割りはあくまでも「&ソーダ」とし、
「ハイボール」と付けているほうは、これは「ウイスキー&ソーダ」の意味での「ハイボール」ではなく、
例えば「ギムレット・ハイボール」とか「クロンダイク・ハイボール」などにも見られるような、
カクテル名として使われているのが分かります。
仕様ではなく固有名詞。
「ハイボール」なる「スタイル」を謳っているのではなく「バーボン」を使用した新規の「オリジナル・カクテル」。
現にその他プラスαとしてフルーツを入れたミックス・ドリンクですけどなにか?って。
缶入りタイプも然り、単に「バーボン」をソーダで割ったドリンクを「ハイボール」などと偽ったり、んなこたぁ決してしてませんでゲス。
ほらね?
なにか入ってるでしょ?
これはあくまでも「バーボン」と「レモン(フレーバー)」と「ソーダ」で作り、銘柄の後ろに「ハイボール」と付けてまとめて「○○・ハイボール」の全部を呼称して初めて固有名詞となる「カクテル」であって、純然たる「ハイボール」ではありませんことよ?と。
蛇め!
しかし、理はある、確かに筋は通っている、そうだろう?カイジ君。
けれども、です。
お察しの通りです。
これが皆様の目の前に現れた時、
もしくはその一歩手前では、どのように解釈され、どこまでが理解されているものなのでしょうか?
「んなこた知らねーよ!」とする居酒屋さんにあっては単なる「バーボン・ソーダ」でも、もはや「ハイボール」。
カクテルに対して大雑把な認識の店にそこまで期待しては酷なのかもしれないならば、
やはり、あるいはメーカー様の説明不足として責めるべきなのか?
いずれにせよ、もはや手遅れ、なのかもしれませんけどご安心。
「やっぱりBar、ハイボールを頼んでも大丈夫」
真っ当なバーテンダーならば「ハイボール」の定義ぐらいは百も承知。
ここをないがしろにしては「どうせ飲んだら一緒じゃん?」の思考停止と同義。
意味の消失、意義の崩壊は虚無に等しい愚行です。
ましてや売りたいばかりのメーカー様とて、流石にここを外してはウソになる、恥ずかしいからと器用に踏まえていたポイントを、
まさかバーテンダーが疎かにするわけがないならば、
今一度、
「ハイボール」のベースは「スコッチ」か、それに準じたタイプのウイスキーを使用するのが決まりです。
お客様からの要望ならともかく、「バーボン」を「ソーダ」で割って「ハイボール」などと、バーテンダーがそのようなグラスを提供することはございません。
え?
冒頭の店って、Barだったの?
わお。
っていうお話しでした。
なんて自由な世界でしょう。
言葉や習慣が時代と共に変わりゆくように、カクテルの名前や、あるいは定義に、変化があっても良いと思っているのが私の前提です。
だが、しかし、
特にここ最近の「ハイボール」関連、
と言うか、スタイル?法則性?
の混乱と混沌っぷりは、単なる破壊であり退化であり、
ブームという加速度が手伝ったにしても、流石に酷いな、酷過ぎやしないか?と思うから、
遠からずの関連記事が続くような気がするよ。
「バック」。
「ジン・バック」とか「ウォッカ・バック」とかの、あの「バック」。
「バック」は「Buck」で「Back」じゃないなら、その意味は「後ろ」ではなく「牡鹿」とか「男」なんて意味。
名前の由来は正直わかりませんが、
おそらく「Buck-Tick」とは関係ないと思います。
海外では大雑把に「ハイボール」の一種とされていて、何かにつけては「ミュール」と同義と説明されつつセットで紹介されています。
諸々端折りますが諸々踏まえた上での個人的な推論といたしましては、
処方自体は古典的過ぎて逆に呼び方なんて無かったものが「ミュール」、は言わずもがな「モスコ・ミュール」の誕生によってレシピとして定義され、その名前が固定され重宝され、広まった?のではないかな?と。
まずは「モスコ」と「ミュール」を分け、「モスコ」が「モスクワ」で「ウォッカ」を表しているなら、これはベースを変えたとて、それぞれそれらしい名前を適当に当てはめておけば良し。
で、「ミュール」の方が処方、スタイル(ジンジャー系ジュース+柑橘系ジュース)を表す言葉となり、これが「ラバ」の意ならば要は「キック」を連想させる動物つながりですでに同様の扱いがされていた「鹿」=「バック」と改変されてみたら響きも良かったものだからして定着したに1ooガバス。
ちなみに補足的に言っとくと、
この「キック」について。
アルコールが強いことを「キック力がある」とも表現しますが、
「え?でもモスコだのバックだの、アルコール弱くね?」と思ったアナタは正解。
ここで使われている「ミュール」や「バック」の示す「キック」とは、
アルコールの強さを表現したわけではなく、単にアルコールを含んでいるという示唆のみで、禁酒法時代の隠語に由来しています。
話しを戻して結局のところはよくわからないそのルーツですが、
ネット上で検索してみると「鹿狩りクラブに端を発するロンドンの老舗Bar「バックス・クラブ」で生まれた」、
と実に多くのバーテンダー様がご解説してくださっておられあげていますので、
モノを知らない私なんかよりそちら様にお尋ねいただいたほうが良いでしょう。
すごいなぁどうやって調べたのかなぁ?
私は裏取りができなかったけど、きっとソースを発見されたのでしょう。
かの説は90年代に発売された日本のカクテルブックで紹介された一文が、とある漫画で広められたものだと私も知ってはいましたけれど、なにかしら、もちろんご自身で研究して探求して調査して精査して、私なんぞじゃ到底知り得ない確信を得られたからこそ皆様に発表しておられるのでしょう。
まさか鵜呑みで右から左でもないならば、あまつさえその仕入れ先が漫画だなんてことはあり得ないならば、もちろん「バックス・クラブ」についても、これはロンドンで1919年に設立された紳士クラブであり、なんと言っても有名なのは日本では氷の有無とグラスの形状のみで差別化されますが、本当は違うのよ?実はミモザよりも誕生が早いのよ?ってミモザみたいなカクテル、「バックス・フィズ」が世界的に有名ですが、
んなこた当然のようにご存知なのでしょうし、
そんな「バックス・クラブ」が「バック」の原点だとかいう話は、海外では一切語られていないどころか、
当の「バックス・クラブ」でさえも公言なんかしちゃいないのだけれども、
そうなんだって。
本当にどうやって調べたんだろう?すごいなぁ尊敬しちゃう。
と、
シニカルなお遊戯はこのぐらいにしておいて、
肝心の中身です。
「バック」をただの「ジンジャーエール割り」とする不届き者が多いようですが、
喝っ!
「バック」、あるいは「ミュール」スタイルとは、
割るのは「ジンジャーエール」でも「ジンジャービアー」でも良いのですが、
必ず「レモン」か「ライム」の搾り汁、「柑橘系ジュース」を入れなくてはなりません。
それも結構多めの量が必要ならばスライスレモンかライムの一枚程度だとか、
シャフトの一つ二つを絞ってグラスの中に落としたぐらいでは話になりません。
元々の海外の「バック」は、そのレシピからしても、もうこれ相当にすっぱいヤツです。
しっかりと効いてる感が出るぐらいには投入しながらも不快に酸味が立ち過ぎないように全体のバランスを考慮つつ仕上げてナンボの「バック」です。
「バック」とは、
ジンジャーエール(ビアー)で割っただけの、ただの「ミキシング・ドリンク」ではありません。
それは基本であり、かつ重要とされる組み合わせ。
「ベース」+「甘味」(シンジャーエール)+「酸味」(レモンorライム)の公式からなる、これは「カクテル」なのです。
だから「酸味」を入れときさえすればいいってもんでもないからねー?
もう、わかるよねー?
しかしてこの「バック」。
ご注文の際にはわざわざ「○○をバックで」と言わずとも、ベースの酒の名前の後ろに「バック」とくっつけるだけで成立するので、
例えば「バーボン・バック」とか「ブランデー・バック」のように言っていただければ結構なのですが、
特定のベースに限っては、また別の呼び名があったりするものだから、これをややこしいと取るか面白いとするかはアナタ次第。
なのですが、
せっかく憶えていただいても高確率で通用しないなら実用性に乏しいし、あんまりマニアックなところは鼻につくのだけれどもです。
このぐらいは逆に常識、流石にこれが通じなければ、もはやそこはBarじゃないんじゃね?ってグラスを二つだけご紹介。
「ジン・バック」は「ロンドン・バック」、
「スコッチ・バック」は「マミー・テイラー」。
嫌味でない範囲で通っぽい、非常にエレガントなオーダーだと思います。(個人的見解)
ん?
ところでこれまた「バック」に似た「ジンジャーハイボール」ってのもあるけれど、それは一体いかなる処方のカクテルか?
ですって?
もうね、ヘラヘラしながら「あんなもアリ、こんなもいいんじゃないですか?」なんて言ってたらとんでもない有様で、
人当たりばかり気にした放任と寛容主義はもはや同罪。
いよいよ譲れないところにまで土足で踏み入られちゃ黙って捨て置くわけにはまいりませぬからハッキリ言っておきましょう。
「ジンジャーハイボール」?
そんなもの存在しません。
無いのです。
認めません。
許しません。
恥ずかしい。