コンパスボックス「ノーネーム」&「フェノメノロジー」

  • 2019.04.06 Saturday
  • 22:31

 

はてさて。

 

この度の仕入れを新入荷と捉えればその数は膨大であり、いったいどこから手をつけたものかと困惑しておりましたが、

 

コンパスボックスの2018年リリース(日本では)は限定系がもう二本、つまりは新顔がございますからして事のついでにご紹介しておきませう。

 

 

コンパスボックス「ノーネーム」&「フェノメノロジー」

 

 

まずは左、富士ヨット学生服もビックリの黒より黒いスーパーブラックなボトルはブレンデッド・モルト「ノーネーム」。

 

こんなにもいきり立った個性をすればもはや名前などいらぬ、ってことで題名のない音楽会よろしくこのネーミングだそうです。

 

言葉の意味はよくわからんがとにかくスゴイ自信だ。

 

なにがそうまで個性的かというと、つまりはクサイ系。

 

もう、さ、今となっては一番の売れ筋で人気のテイストをいつまで個性的と?

 

そろそろアイラ系ってジャンルをキワモノかつマニアックな扱いは無理があるんじゃないかなぁ?

 

自社の人気銘柄「ピートモンスター」より美味いと公言なさっていますが値段が倍どころじゃない代物なら当然もなにも、そもそものベクトルが若干異なる気がします。

 

計四種のモルトをブレンドしてありながら核となる原酒の使用率が75%強を占めているにも関わらずその銘柄は非公開。

 

なのですが、

 

企業の懸賞クイズなみにむしろ答えなヒントは出されていて、つまりはアードベッグです。

 

いやー。

 

この路線でアードベッグを主軸に使われてドヤ顔されましても、ねぇ。

 

方向性から見た目に及ぶまで、1ミリも意識しなかったと言われたらウソとしか思えない「オクトモア」先輩の、どうにも後追いにして速力減、といった感じが拭えません。

 

「ピートモンスター」のようにクサイだけで終わらないニュアンスを求めてならばともかくも、名前をも必要ないとするほどの個性、一点突破の特徴強化ってコンセプトを狙うならブレンドって手法は相性が悪いと思うのだがいかに。

 

ごめんね、なんか、個人的にクサイ系が得意じゃないもんで、あんまり前のめりになれなくて。

 

いや、それもまた一概にではないのだけれど話が長くなるからさて置き、

 

「コンパスボックス」であることと「ピートモンスター」は指名が多いって事実だけを根拠に入荷してみたのさ。

 

お好きな方々には好評みたいよ?

 

ひでーな、オレ。

 

 

続きまして右のボトルは「フェノメノロジー」。

 

総生産数 : 7,908本
この「フェノメノロジー」とは、一切の先入観を排除し、そこに存在する現象を分析する哲学の一派のことです。ウイスキーにおいても、その名前や中身の詳細、レシピやテイスティングノートなどによって、飲む人の中に先入観が生まれます。このウイスキーはそんな飲む人の先入観を排除すべく、テイスティングノートを含めて一切の情報を公開せずに感じたままを表現してほしい、との思いから生まれました。使われたモルトは5種類ですが、そんなコンセプトのもと、これ以外の情報は一切公開されていません。皆様も是非お飲み頂き、どんなモルトのどんな樽が使用されているのか、思いを巡らせてみてください。ちなみに、メインモルトの使用比率は72%となっております。

 

と、

 

一字一句違うことなく皆様がそうおっしゃっていますし概ねそういうことでよろしいかと思います。

 

概ね、は。

 

まさか現象学に対する解釈についてを議論するつもりはないですけれど、

 

若干、そもそものコンセプトが違わない?アプローチの解釈が間違っている気がするのですが?

 

というのもこちらのボトルは確かに発表当初はレシピ非公開であったものの、数か月のちには正解を開示します宣言が最初からなされており、

 

実際、今となってはその内容が詳らかになっていますゆえ、解釈を委ねた提案というよりも回答を求めた問題、といった存在だったのではないかな?と。

 

しかして本当の問題は、上記の紹介文を掲載した販売店やブログは数あれど、今現在に至るもその後の経緯、その正解を日本語で表記したサイトは一件も見当たらないことです。

 

よもやまさか事の真実そのものを関係各位の皆々様が知らぬはずなどあろうはずもないならば、まだまだ正体不明の謎ブレンデッド・モルトで引っ張りたい思惑とすると、ここに解を書き込むことは私こそが空気の読めない独りよがりの営業妨害にもなりかねません。

 

えぇ、皮肉です。

 

なんてね、もったいぶるほどのことでもなく、コンパスボックスのホームページへ行けば全部書いてあるよ。

 

当店ではいちおう新入荷なわけですし、ネタバレを避けたい初体験前のお客様のためにここでの開示は控えさせていただきましょう。

 

正解はお店で聞いてくださいまし。

 

味わいのほうはと言えば、それなりの奥行を内包しているとはいえ全体の印象が上品でフルーティー系となると今時人気を得られるようなテイストではないけれど、私が一時期プライベートでも好んでよく飲んでいた銘柄をメインに据えたモルトなもんだから個人的には悪くない。

 

いや、客観的にだって決してクオリティーは低くない。

 

が、やっぱりちょっと高くない?

 

今時のウイスキーには言いっこなしなんですかねぇ・・・。

 

ふーむ。

 

あれ?この記事ちゃんと販促活動になってるか?

 

コンパスボックス「ヘドニズム ザ・ミューズ」

  • 2019.04.04 Thursday
  • 20:30

 

新規オープンに際して招集したやんごとなきボトルのお歴々を差し置いて、一息ついたタイミングで遅れてやって来た彼女があんまりにも素晴らしかったので何はともあれご紹介したい、

 

んが、

 

その前に、

 

分母の割には「コンパスボックス」がそれなりに揃っている相変わらずな趣向性を隠すつもりもない酒棚の、

 

そもそものお話ですよ。

 

思い返せば最初期にリリースされた「ダブルシングル」や「エルーセラ」(復刻版はNO、虐殺行為もNO)に感動して以来の推しメンではございますが、逆を言えば以降、現在に至るまで、

 

大きな失望もないけれど大した喜びもない、ましてや「驚き」こそがアイデンティティと言って過言でないはずのブランドに、もはや心動かされることもない、

 

どころかもうさー、言っちゃうけどさー、近頃のリリースに関してはさー、

 

ちょっとなんならイラっとさせられることもあったけど、

 

それでもなお、あきらめきれずに今日まで至ったのは、

 

期待?あるいは希望だったのでしょうか?


妥協と惰性と未練を背負いながらでも、

 

信じて待っていた甲斐があったよおめでとうございますありがとうございます。

 

 

コンパスボックス「ヘドニズム ザ・ミューズ」

 

 

レギュラー商品(いつも転がっているからとはいえこちらも一応LIMITED表記があってその都度中身が変化する限定ボトル扱いなんだけど)である「ヘドニズム」の上位互換であり限定バージョンですが次元が違いすぎるので共通点は「ブレンデッド・グレーン・スコッチ・ウイスキー」なんて存在そのものがマニアックなボトルってことぐらい。

 

使われている原酒は「インバーゴードン」「ストラスクライド」「ポートダンダス」に「ノースブリティッシュ」。

 

ってのがスゴイのかどうなのかリアクションに困っても当然のグレーン・ウイスキー達。

 

全部わかるとか言われたら、それはそれでプリキュアの名前を放送順に一から全部言えますぐらいにちょっと怖い話。

 

樽も複雑でバーボンだのシェリーだの、合計五種類を使用。

 

つって、かなり古い原酒を使用しているようですから、計画的に仕込んでいたわけもないならば、ブレンド用にかき集めてきた各々がたまさか色んな樽で寝ていたってことですよねモノは言いようです。

 

まぁまぁ、んなことがどうでもよくなるぐらい、

 

美味い。

 

それはあくまでグレーンですし、香りの部分は若干の物足りなさを感じても致し方ないけれど、

 

教科書通りに言うところの蜂蜜やマジパンに例えられるフレーバーを幾分高めな53.3度のアルコールが底上げし、加速させ、コクを加味して非常にふくよかかつボリューミーに昇華させてからの、

 

とにかく「あまーーーーーい」。

 

甘露。

 

私的にはまるで小麦由来のあの感じを連想させる、優しくて柔らかい、しかして濃厚、それでいてしつこくない甘みがパレートを玉のように転がり、コクリと一口飲んだならもう「何味か?」と問われれば素直に「うまい味」としか表現できませんのでございます。

 

長期熟成のブレンデッド・グレーンなんて変化球じゃなきゃ体験できなかったミラクルに感謝。

 

ありがとう「コンパスボックス」。

 

モルトでなければウイスキーにあらずな原理主義者様なら無理強いはしないけど、

 

ウイスキーラヴァーさん、美味しいお酒が飲みたいさんならば後学のためにも経験しておいて損はないと思うの。

 

いや、ちょっと高いけどね。

 

あとラベルがカッケー。

 

 

エンボス加工が過ぎてもはや3Dなラベルにはスタンダードと同じくして女性の頭がパッカーンの中からパリピが出てきてウェーイしてるけど、

 

これがさらにパワーアップした様はまるでネオエクスデスかケフカの最終形態。

 

タコ足まで生えてますけれども「快楽主義」の名を冠するボトルでコレはなんですか?葛飾北斎リスペクトですか?

 

ついでに言うとケースもカッケー。

 

 

普段ならこういうところにコストをかけなくてもいいからもう少し価格を勉強して欲しい、

 

とか言いたいところなんだけど、

 

いや、いいよ、素晴らしい。

 

好きな子には甘くなっちゃうのよね。

 

惚れた弱味にござんす。


 

忙中有閑

  • 2019.03.29 Friday
  • 00:24

 

こんばんは、「孫悟空 キンシコウ」でググるとwikiを抑えてトップに出てくるブログを書いている男、サヰキです。

 

は?

 

ひとしきりのオープニングラッシュも落ち着いた様子で、

 

おそらくはここから一転、悪寒のするような静けさと寂しさとの戦いが始まるのでしょうよ。

 

新規開店あるあるですな。

 

ならば暇を利用してお酒の話でも。

 

なにしろ語りたい、語らずにはいられないニューフェイス達がわんさか、

 

なのですが、

 

まぁ言うても新居に引っ越してきたばかり、みたいなもの。

 

営業はのんびりしていても、まだまだ荷解きやら整頓やら片付けやら子作りやらに追われるまではないにしても時間を割かれるを容易に想像できるのならば、

 

ブロガー(ちがう)としての本業(ちがう)である雑学記事(ちがう)の掲載は今しばらくお待ちくださいませ。

 

せめて、ほんの一部、画像を貼っときます。

 

ぞくぞくしていればいいと思うよ。

 

 

大きな声じゃ言えないが、小さな声では聞こえない。

  • 2019.03.26 Tuesday
  • 00:56

 

本当はガッツリ気になるところだけれどもBarという特異な空間では粋と野暮の狭間、伊達と酔狂を意識して、そうとは気取られぬよう用心した挙句にうっかり落ち着かない。


その要因たるが、

 

そう、お値段。


こちとらも現場じゃそこまで開けっぴろげにするのもそれこそ野暮かな?とか気を遣っちゃうのでここで。

 

当店、とか言っちゃうけどさ、もう。

 

そりゃアタマオカシイ一歩手前に安かった「サヰキ」に比べると高いです。

 

席料を1000円いただき、一杯はスタートが1200円から。(ビール等一部商品を除く)

 

土地柄とクオリティを鑑みればむしろお安いと思っていただけるなら幸いどころか、なんならこれまでなかなか扱えなかったアッパー系のボトルなんて仕入で工夫した分を還元するべく設定してみたら率でいうとお得度増してるぐらいじゃね?

 

もなにも判断されるのはお客様ですので、こちらとしては情報提供をして不安の一つも解消できればな、と。

 

相変わらずの「オレがガンダムだ!」もとい「メニューだ!」の精神でカクテルうんぬんのそれは無いですが、

 

ブラウンリカーに関しては銘柄と価格を記載したリストをご用意しております、遠慮なくお申し付けください。

 

各種カード使えます。

 

交通系ICも大丈夫。

 

後から手数料だのサービス料だのおこづかいもせびりません。

 

ご理解いただけましたら心置きなくシュッとしてゆるりとお愉しみくださいませ。

 

 

 

おまけ

 

そしてネタバレ。

 

テーブル席もあるんだな、これが。

 

な写真を貼っときます。

 

目標を肉眼で確認を切望の方は帰還されたし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月26日火曜日はオープンから22時30分頃まで御予約のみで満席となっておりますご注意ください。

  • 2019.03.24 Sunday
  • 03:52

 

オイ、まるでオフィシャルブログじゃないか。

 

とはいえ正式なHPが未実装の中、遠方よりのご来店も多い状況を鑑みるに告知の手段を選んでいる場合ではないというわけでご了承くださいませ。

 

さすがにそろそろ落ち着く、はず。

 

なんか色々すみません。

 

ありがとうございます。

 

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